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ミッドナイト・ジャーナル

ミッドナイト・ジャーナル

ミッドナイト・ジャーナル

作家
本城雅人
出版社
講談社
発売日
2016-02-24
ISBN
9784062198998
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ミッドナイト・ジャーナル / 感想・レビュー

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鉄之助

タイトルがいい。「真実は真夜中に出てくる」は名言だ! ジャーナリストでなく「ジャーナル」に込めた筆者の思いが、伝わる。著者自身、産経新聞の本社・支局やスポーツ新聞記者の経験があるだけに、終盤の35ページはスクープ合戦の編集局内の雰囲気が超リアル。息をもつかせず一気に読んでしまった。この本を原作として、テレビ東京がこの春編成の目玉ドラマを制作するのはよくわかる。今から、ドラマが見たくなった。

2024/01/10

utinopoti27

ストーリーは、連続幼女誘拐事件を追う中央新聞の記者が、7年前のある事件との関連性を疑い、仲間とともに真実を探るというもの。作者は産経新聞の記者経験を持つ方なので、リアルな報道現場へのこだわりが感じられます。ただ、含みの多い腹の探り合い的な会話に加え、登場人物が多いのは、読んでいて疲れるんだよなあ。加えて、夜討ち朝駆けはブンヤの基本とはいえ、深夜に官舎の前で連日待ち伏せされて、ネタをせがまれる警察の方々にはご同情申し上げます(笑)。報道の正義と横暴は紙一重。何事にも優先される免罪符ではないのですから。

2018/02/02

いつでも母さん

七年前に児童誘拐事件で誤報を打った新聞記者と新聞社。そして今また同じような児童連続誘拐事件が・・毎日そこにある新聞が出来るまでを考えてしまう作品になった。勿論この事件やこの犯人は、どんな生い立ちが在ろうとも絶対に許せる訳も無い。新聞社の中の派閥や部の対立(社会部VS政治部)や本社と支局の温度差や記者と警察関係者との駆け引きはとても臨場感があったようで面白く読んだ。『真実は真夜中に出てくる』のかぁ。新聞記者の妻は大変だろうなと(そっちかい・・汗)犯人は二人、七年前の流れた言葉が今、繋がる。記者の執念だなぁ。

2016/05/26

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

誤報――誘拐された女児は救出された。しかし「遺体発見」の文字が躍った新聞は配送され、記事に携わった記者たちのキャリアは暗転した。出世レースから後退したデスク、記者達のある者は地方支局に飛ばされ、ある者は前線から退いた。そして7年後、再び連続児童誘拐事件が起こる……。島流しの記者・関口は、真相を解き明かせなかった因縁の事件との関連性を疑い、夜討ち朝駆けを繰り返す。しかし、7年前の悪夢を忘れない上層部は彼の行動を縛ろうとする。疾走感ある展開で一気読み。事件記者は現代の狩猟者。彼らを駆り立てるのは意地か矜持か。

2016/05/24

ダイ@2019.11.2~一時休止

仙川さんっぽい感じの新聞記者もの。オチは予想の範囲内ですが、記者の頑張りで楽しめた。

2017/11/04

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