KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

トットちゃんとソウくんの戦争

トットちゃんとソウくんの戦争

トットちゃんとソウくんの戦争

作家
黒柳徹子
田原総一朗
出版社
講談社
発売日
2016-07-14
ISBN
9784062199940
amazonで購入する Kindle版を購入する

トットちゃんとソウくんの戦争 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しいたけ

瑞々しい魂と弾けんばかりの行動力。人への優しい眼差し。凛とした勇気と矜恃。「トットちゃん」とはこれらの代名詞だ。話はトットちゃんと田原総一郎の戦争体験から、その後の世界の戦争や内紛、難民問題へと拡がる。戦地に赴く兵隊さんに日の丸の小旗を降る少女。お駄賃として配られるスルメにかぶりつく。スルメ欲しさにあちこち駆けつける。戦後少女は、兵隊を送り出した自分にも戦争責任があると思い至る。ユニセフ親善大使として世界を飛び回り、涙さえ出ない子どもを抱きしめる。「これが私の戦争責任のとり方」と繋げる。尊敬の念しかない。

2017/08/08

ルピナスさん

祖母はよく「平和が一番。お薬も栄養もちゃんと手に入る」と言い、冷静沈着な祖父は決して食べ物を残さなかった。戦争を経験していないが、戦争を経験した人達が良い生活をしたいと一生懸命頑張っている中で自分は育っているという実感があった。嘗て何が起こったのか知りたいと貪るように本も読んだ。今はどうだろう?我が子も、近隣諸国の事を考えたら防衛力を高めたいと言う。外交による交渉は聞く耳を持たない相手には綺麗事に過ぎないと。ムムム。こんな時勢だからこそ、黒柳さんと田原氏のメッセージをしっか受け止める事ができて良かった。

2023/01/23

みさどん

読んでよかったというのが一番の感想。黒柳さんの様々な体験と田原さんの分かりやすい解説で、開戦から終戦までの日本の動きに知らないことがたくさんあって驚いた。何より戦争をしてはならないという気持ちが強まった。終戦を知らされながらも自ら死んでいく特攻隊の人がいたり、終戦後もそのまま全滅する軍隊があったり、戦争体験談もあって、この本はもっともっと読まれなければならないと思う。戦後の人々の逞しさにも打たれる。

2020/02/22

Aya Murakami

年賀はがきがらみのパソコン打ち込み作業の合間に読み終わりました。 一番の戦争責任は無責任であるという言葉は重かった。自分も無責任にならないように選挙くらいはしぶしぶ行く様にします。

2017/11/02

siori

読みやすく当時の戦況や戦争の惨さを実感しました。また戦争を体験したお二人の言葉だからこそ絶対に戦争をしてはいけない、また平和でいるための努力や覚悟が必要だと感じた。黒柳さんのユニセフ親善大使としての活動感動しました。

2016/08/19

感想・レビューをもっと見る