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さらば白人国家アメリカ

さらば白人国家アメリカ

さらば白人国家アメリカ

作家
町山智浩
出版社
講談社
発売日
2016-10-29
ISBN
9784062200240
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さらば白人国家アメリカ / 感想・レビュー

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ばんだねいっぺい

まともな人を選んで下さいな。

2016/11/09

遊々亭おさる

米大統領戦、泡沫候補のひとりだったトランプさんが次々と政敵を打ち破り、ヒラリーさんとの一騎討ちに持ち込むまでの苦笑いのアメリカンドリーム?な物語にして現代アメリカの病巣を考察した一冊。俺様白人国家だと思っていたアメリカ、実は近い将来有色人種と人口比率において逆転現象がおきるという。南北戦争の再来が予測・・・されてるわけじゃないけど、ブルーカラーの白人の不安と不満がトランプを押し上げたひとつの要因になっているとのこと。貧富の格差・将来に対する不安。日本も他人事じゃありませんな。日本版トランプの出現も近いか。

2017/05/31

焼きそばん

町山さんは、緻密な調査による映画のうらばなしが最高です。この本も十分面白いですが、ラジオでの語りの方がもっと面白いですね。我々がステレオタイプで思うアメリカのイメージが、単なる幻想であり、それは決してトランプがもたらしたものだけではなく、過去からあったものだったことを教えてくれます。

2017/03/12

Sakie

トランプ氏は察知力に長け、ポピュリズムの手腕も一流だった。読めば、あるべくしてこの大統領選は展開されたと思える。もしも私がアメリカ国民だったならサンダース氏を支持し、「投票所に行く」ことができたならクリントン氏に投票し、結果に憤激しただろう。よしんばトランプ氏に建設的なビジョンがあるとして、全国に煽り立てた憎悪や嘘にどう落とし前をつけるつもりか。アメリカの迷走あるいは衰退を漠と想像してみる。注意深く見守り、私たちの行く先を決めなければ。町山さんの真情がほろり切ない。

2016/11/18

樋口佳之

共和党は「決して満たされることのない非現実な期待」をエサにして、票を集めてきたが、それは「異人種への敵意や恐怖、鬱憤」が詰まった「パンドラの箱をもてあそぶようなこと」だったと書く。その箱から不満の渦がついに噴き出した。共和党にも大富豪にも保守メディアにも手がつけられない。フランケンシュタイン博士が自ら作った人造人間に滅ぼされたように。トランプが本選で勝っても負けても、その後に残るのは、無力さが暴かれた旧保守体制の残骸だろう。

2017/01/31

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