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虹のふもと

虹のふもと

虹のふもと

作家
堂場瞬一
出版社
講談社
発売日
2016-05-18
ISBN
9784062200394
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虹のふもと / 感想・レビュー

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いつでも母さん

野球選手は自分の引退をいつ、何を持って決めるのだろうかーある者は体力や気力に限界。ある者はケガや故障。まだやれると思っていても、必要とされなければ所属は出来ない・・日本、メジャー、そしてまた日本の独立リーグ、今度はハワイで新設されるチームへ。そこには元妻と別れたきり会ってなかった娘がフロントにいた。そんな男の物語。堂場さんはアウトローとか、孤高の男や一見あきらめが悪い、臆病だが芯の熱い男を描くのが本当に巧いなぁ。そいつは誤解されやすく敵も出来るのだが、心惹かれる目の離せない奴なんだ。今作もそうだった。

2016/05/27

それいゆ

堂場さんお得意のスポーツ小説に、離婚した家族が絡んだ話となっているので、焦点がぼやけてしまっています。妻と娘の心情がまったく伝わってきませんでした。以前読んだ「チーム」や「ヒート」「ルール」で感じた躍動感がありませんでした。その上、この本は紙質が悪くて、暇つぶしに週刊誌を読んでいるような気分になってしまい、もう一つ作品にのめり込むことができませんでした。安物の小説を読まされた気がします。

2016/08/06

冴子

堂場さんはマラソン以外のスポーツ物も書くんですね。正直野球のことは全然解らないので、ナックルとか何?って感じだし、アメリカの野球界のシステムとかも知らないし、独立リーグはプロとは違うのか、とか、解らないことだらけ。でも父と娘の葛藤や野球のことだけ考えて生きて来た川井の人柄には、惹かれるところもあって、案外すんなり読み終えました。ふと、イチローってこういう人なのかも知れないなぁ、って思いました。

2017/10/12

そうたそ

★★★☆☆ 最近警察小説が続いていたが久しぶりのスポーツ小説。独立リーグで現役生活を続けているベテラン投手が、突如ハワイのチームへ移籍することになる。そこには嘗て「棄てた」娘が勤めていた――。野球小説としても面白いながら、家族小説としての側面もある。独立リーグとプロのリーグとが密接に繋がりつつある昨今ならではのストーリーでもある。面白いので一気読みだが、難を言うならストーリーの核としたものが見えにくい。それが家族愛であるのなら、あまりに陳腐なストーリー。最後の父と娘とのやり取りは少し感動したけど。

2016/06/21

ともくん

舞台は、プロ野球独立リーグ。 主人公は、46歳のピッチャー。 最後の、父と娘のキャッチボールのシーンは良かった。 だが、他の部分は....... 少し、盛り上がりに欠けた印象。

2021/07/04

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