アンマーとぼくら
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アンマーとぼくら / 感想・レビュー
starbro
有川浩は、新作中心に読んでいる作家です。本作は、ハート・ウォーミングなファミリー・ラブ・ファンタジーでした!傑作だとは思いませんが、適度に涙する佳作です。「アンマー(沖縄の古い言葉で母)とぼくら」というタイトルが本作の主題を象徴しています。北海道と沖縄が舞台の中心ですが、著者らしく土佐の隠し味も効いていました。主人公が中学生(当時)のせいか、女、重松清のような感じがしたのは気のせいでしょうか?世の中にマザコンが多いのも解るような気します。私は違いますが(笑)
2016/08/25
OCEAN8380
沖縄が舞台になった作品。沖縄に行って見たいなぁと思った。晴子さんにお母さんって言ったシーンは泣けてきた。
2016/10/10
yoshida
沖縄で起きた素敵な奇跡。大学進学で沖縄を離れたリョウは、母と休暇を共に過ごす為に沖縄に帰省。奇跡の3日間が始まる。懸命ながらも伝わらない事もある、親子の愛情。言ってはいけない残酷な言葉。戻らない、消えない過去に奇跡が起きる。アンマーこと晴子さんが本当に素敵な方で、読んでいて心が暖かくなりますね。そこをおおらかな沖縄の雰囲気が包み込み、とても暖かな読後感になります。また、沖縄の名所や文化が沢山紹介され、読了後に調べるととても楽しいです。誰もが沖縄を訪れたくなるでしょう。沖縄の魅力も詰まった暖かな物語です。
2017/08/05
milk tea
血の繋がりはない二人目のおかあさんと、家族の絆がだんだん太く強くなっていく様には涙が溢れます。また、金ちゃんがカッコよすぎます。優しさと愛情たっぷりのお話。2017年の最初の本としてスタート切れたのは、とても気持ちいいです。
2017/01/03
まちゃ
お母さんを小4で亡くし、中2のときに父も逝ってしまったリョウ。二人目のおかあさん(晴子さん)と過ごした沖縄での3日間。子供すぎる父親に呆れさせられました。お母さんを恋しいと思う気持ちと、新しいおかあさんを大切に思う気持ちの間で揺れるリョウの心情に、最後にホロリとさせられました。沖縄のおおらさと懐の深さを感じられる感動作でした。
2016/09/24
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