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もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-

もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-

もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-

作家
木原浩勝
出版社
講談社
発売日
2016-10-06
ISBN
9784062202435
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もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代- / 感想・レビュー

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詩 音像(utaotozo)

「ジブリ」設立第1作制作秘話。非作画人員でありながら全体の把握と管理をしつつ、絵コンテ完成までをすぐ側で見続けた制作進行からの生々しい描写がユニーク。何度も繰り返される「失敗できない」という宮崎の重責。結末不明のまま作画作業開始という綱渡り的制作体制。監督に対する憧れと尊敬ゆえの意地で、謎かけのような質問責めに頭をフル回転させ即答。時間がかかれば「もういいです」。デューン談義とポム爺さん解釈は白眉!完成まで無休という著者の決意に自分の意思とは言え、金田伊功ら巨匠の急逝への言及もあり、業界の業の深さを憂う。

2020/06/19

もえたく

『天空の城ラピュタ』の制作進行に関わっていた著者の思い出話。しっかりと映画を観ていないと話についていけない部分も多々ありますが、空中海賊ドーラ一家が有する昆虫型の飛行艇「フラプッター」の発明者が当初は神父で科学者と設定されていたなどの裏話は楽しい。もちろん、「バルス」のもう一つの設定も。

2016/11/26

胡瑯

ラピュタを見直したくなった。制作進行視点からのラピュタ、そして宮さんの人となりが見られた。やっぱりこういうものを作れる人は癖が強いな~。また宮さんは映画つくりに戻ってくるみたいだから期待したいですね。

2017/08/16

のり

ラストは飛行石を見せる「バルス」と、飛行石を見せない「バルス」の葛藤があった。「バルス=閉じよ」。宮崎駿さんの人柄や仕事ぶりや、アニメが作られていく過程が垣間見えました。天空の城ラピュタが無性に見たいです。

2016/10/30

のがまま

ジブリ作品の中で一番大好きな天空の城ラピュタ。スタジオジブリ創立第1作にして会社の存亡がかかった中でスタッフさんたちの戦う様子にワクワク。また小さな矛盾も乗り物、背景の絵一つにもいろんな宮崎監督の思いが詰まっていることがわかり、何度みてもいろんな発見ができそうな気がした。大変な世界だけど、スタッフさんが羨ましい。

2016/12/26

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