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失踪者

失踪者

失踪者

作家
下村敦史
出版社
講談社
発売日
2016-09-14
ISBN
9784062202572
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失踪者 / 感想・レビュー

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ウッディ

いつか2人でK-2の頂に立つ、そう誓い合った真山と樋口。10年前、無二のザイルパートナーをシウラ・グランデで失った真山は、極寒のクレバスで樋口の遺体と対面し、当時より年老いており、当時にはなかった装備を身に付けていることに気付く。樋口はなぜ生還したことを隠していたのか?孤高のクライマー樋口が唯一心を許した真山への不器用な友情表現に胸が熱くなりました。二人が出会った西穂の独標には行ったことがあり、懐かしかった。体力的にも、高所への恐怖感で、過酷な山は無理そうだけど、いつかヒマラヤの山々をこの目で見てみたい。

2018/04/05

まちゃ

面白かったです。山岳カメラマン・真山道弘が10年前にシウラ・グランデ峰のクレバスで遭難したはずの親友・樋口友一の死の謎を追う山岳ミステリー。山に魅せられ山に挑み続けた不遇の天才登山家・樋口と彼の唯一の親友・真山の切ない友情に心打たれました。

2016/11/08

面白かった‼ ラストの樋口の行動に驚くとともに、感動しました。樋口が残したメッセージ。謎が解けた瞬間、涙が止まりませんでした。

2017/04/24

Aya Murakami

図書館で借りた本。 あいかわらず…、下村作品は最後のどんでん返しがすごい…。 生還者でも感じたことですが極限状態だと人間の本性が現れるようです。今回は男同士の嫉妬がメインのようでした。恵まれない境遇から心がゆがむのか?それとも生まれつきの性格なのか?どちらにしても嫉妬が行き過ぎて相手を引きずりおろすことが生きがいになった人物というのは本当に怖い。

2018/07/20

ナイスネイチャ

図書館本。「生還者」に続く山岳ミステリー。ペルーのシウラ・グランデで命を落とし、置き去りにされた友人を10年後に主人公が見つけるが氷付けしているはずの亡骸は、明らかに歳をとっていた。過去と現代を行き来し物語は進んでいく。人間の愚かさが浮き彫りになっていく中、友情と男の夢が描かれていました。素晴らしい作品でした。

2016/10/23

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