平成釣客伝 夢枕獏の釣り紀行
平成釣客伝 夢枕獏の釣り紀行 / 感想・レビュー
ぐうぐう
世界各地での釣り紀行を収めた『平成釣客伝』。タイトルは夢枕獏自身の小説『大江戸釣客伝』をもじったものだ(獏さんの釣り小説には、『鮎師』という名作もある)。ロシア、カナダ、アマゾンといった海外編、北は青森から南は鹿児島まで縦断する日本編と、それぞれの場所での釣りの醍醐味がエッセイには綴られている。また、多くの写真が掲載されているので、現地の様子がリアルに伝わってくるのもいい。エッセイには、紀行文だけではなく、夢枕獏の釣り論のような内容もある。(つづく)
2017/01/22
しーふぉ
夢枕獏さんの完璧趣味の本。自分の釣り旅を写真メインで紹介してます。
2017/03/30
toshi
開高健亡き後、本格的釣りバカ作家と言えばこの人でしょう。 前半4分の3はカムチャッカ、カナダ、アマゾンの釣行記。 と言っても単純な記録ものではなく、著者の釣りに対する思いが綴られ、その合間に釣行記が入るといった感じの構成。 残りは、良くある国内の釣り場ガイド的な釣行記。 ただ釣り方がちょっと変わっていたりするので侮れない。 取りあえず、釣りに行きたくなってウズウズしてしまう。
2016/12/28
イワハシ
夢枕獏の釣り紀行なのだが、本文の多くは同行記者の筆。獏はあんまり書いてない。そもそも釣りに興味のない私にはあまり読み応えのない本だった。釣り文学って、どうなのかな? 開高健も読んでないので、どう楽しむのかわからない
2023/11/08
りょうけん
先に読んだ『幻庵』を思い出した。 あの本は囲碁好きが読むとたまらない本なのだろうなと思った。 そして当然この本わ釣り好きが読むと垂涎モノの中身なんだろうなあと思った。 しかし夢枕獏はそれだけでは無いのである。 時にわ空手プロレスに凝る格闘家だったり、またある時わ水木しげる先生も一目置く陰陽師語り手だったり、ついにわ(たぶんコレが本性)バイオレンス猟奇淫美小説の作者だったりするのだ。 そういう夢枕獏の全体を捉えて読むと別に釣り好きでなくてもこの本わ充分に面白いのである。すまぬな。m(_w_)m
2017/02/19
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