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野良猫を尊敬した日

野良猫を尊敬した日

野良猫を尊敬した日

作家
穂村弘
出版社
講談社
発売日
2017-01-24
ISBN
9784062203951
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野良猫を尊敬した日 / 感想・レビュー

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やっさん

★★★★☆ 暖かい気持ちになるエッセイ。着眼点がユニークで、共感を呼ぶ庶民的発想にも惹かれる。≪自分の中のちっぽけな欲望が丸分かりになるのは恐ろしいことだ。(p.193)≫

2019/04/07

美登利

昔から変ってないな、穂村さん。小学生の頃から会社員と兼務していた頃と今も。男の人は割とそういう部分が多いのかもしれないけれど、このエッセイを読むと共感できる人が大多数だと思います。女性は図々しいから割り切ったり、考え方を変える人はいるし、私も若い頃よりはかなり図々しくなったもの。ほむほむはまだ壊れそうな少年のナイーブさを保ち続けてる。このタイトルになった章の出来事が、私が穂村さんを初めて身近で拝見した日(市の図書館の講演会)のことで嬉しいような偶然。優しいお声だったのは風邪を引いてたばかりではないはず。

2017/02/25

めろんラブ 

野良猫ってすごいなあ、と素直に尊敬し白旗を掲げる穂村さん。そんなあなたもすごいなあと思う私。なぜなら、初期のエッセイの頃から目線の位置が変わらないから。多方面でのご活躍がまぶしい限りなのに、相変わらず自虐と卑下と劣等感の海にどっぷり浸ってアワアワとなさっている。地べたを這いつくばって見える景色を哀愁漂う可笑しみで伝える姿は、もはや修験者レベル。どうかいつまでも悟りを開かずに、アワアワと生きてくれますように。そしてまたいつか、この続きを届けてくれますように。

2017/02/28

マサ

今回も独特の世界にどっぷりとつかって、アハハハと笑ったり、突然ドキッとしたり。穂村氏の自分を見つめる厳しい感性がストイックな方向ではなく、違う世界への入り口になっている様な気がして…、でも笑ってしまう。

2020/07/22

ひらちゃん

穂村さん、気が小さいとかめんどくさがりとか自虐的に書いているけど、自然で優しいいつまでも子供の目を持っている方だと思う。友達の家の匂い、ご飯、へんなルールに一々頷いてしまう。野良猫はその日暮らしが当たり前でかっこいいよね。ぬくぬくお布団で寝ている身としては尊敬しかない。小さな事だけど気づかせてくれる穂村さんの感性がとても好きです。

2019/05/03

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