決戦!関ヶ原2
決戦!関ヶ原2 / 感想・レビュー
starbro
『決戦!シリーズ』3作目です。関ヶ原(1)は未読。様々な作家が色んなテーマで描いている関ヶ原、オススメは、鴉の如く裏切り続けた小川祐忠の末路が虚しい簑輪諒の『名だけを残して』と西軍の敗因となった小早川秀秋を描いた天野純希の『秀秋の戯』です。
2017/08/16
ナイスネイチャ
図書館本。決戦シリーズ一周廻っての関ヶ原。どんどん三成の評価が良くなっている?それについていく島左近、大谷刑部がちょっと切ない。私の好きな可児才蔵も登場したりと今後もっとシリーズ続けて全武将に光を当ててほしい。
2017/10/17
yoshida
関ヶ原と言えば、司馬遼太郎さんの作品が著名だ。七名の作家さんが描く関ヶ原。それぞれに主人公が異なり、様々な人物の視点で楽しめる。黒田官兵衛の子である黒田長政の知謀と獰猛さ。自身の美学を貫く島左近。名槍・蜻蛉切の様に真っ直ぐな武者振りを示す本多忠勝。実質的に西軍の副将であり、石田三成の盟友・大谷吉継。どうしても敗れた西軍を贔屓して読んでしまう。関ヶ原の様々な解釈が興を呼び読ませる。豊臣から徳川へ、一日の合戦でパワーバランスが変わったのだ。日本史においても国内の内乱を短期間に終わらせた意義深い事件と思う。
2019/07/09
takaC
官兵衛とか真田丸とか直政とかの最近見た大河ドラマの出演者が浮かんでしまうのは避けられないな。本多正信は真田丸の近藤正臣と直政の六角精児じゃ全然タイプ違うけどね。それはそうと今回のほとんどは新聞連載だったのね。今までの決戦!シリーズもそうだったのかな?
2018/02/03
hiro
『決戦!シリーズ』は戦国時代の6冊とそれ以外の3冊も併せてコンプリート中。初読みの蓑輪さんはもちろん、葉室さんと冲方さん以外の五人の作家さんは、まだこのシリーズだけのお付き合いだ。『決戦!関ヶ原』はシリーズ第一弾であり、7人の作家が異なる人物を描くという新鮮さもあったが、天下分け目の関ヶ原の合戦も2冊目となると登場人物も小粒になってしまった。この家康と三成が争った関ヶ原の合戦では、勝敗を決めてしまった小早川秀秋という男が一番気になる。そういうわけだろうか、秀秋だけはこの2でも再登場している。次は賤ヶ岳。
2017/08/12
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