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ピエロがいる街

ピエロがいる街

ピエロがいる街

作家
横関大
出版社
講談社
発売日
2017-05-24
ISBN
9784062204811
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ピエロがいる街 / 感想・レビュー

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しんたろー

横関さん新作は彼らしいハートウォーミングなミステリで、 就活中の大学生目線で「仕事って何か?」というテーマを夢 のある話で楽しませてくれた。謎のピエロの正体は、フェア に伏線を張っているので謎解き前に見当がついてしまった が、私がミステリずれしているから仕方ない。それよりも、 理想論だとしても、様々な職業や人の生き方が温かいタッチ で描かれているのが心地好いし、人の繋がりや善意を大切に したいと思わせる展開が好き。女性の読友さんたちに評判が 良い意味が判る、終盤が綺麗にまとまった読後感好い作品だった。

2017/07/27

おしゃべりメガネ

さすがは横関さん!とにかくテンポが良くて痛快かつコミカルで、そして何よりしっかりと涙させてくれる素晴らしい作品でした。他の作品もそうですが、読み進めていくと先が気になり、どうなるんだろう?てワクワクし過ぎてしまう作品も限られてくると思われますが、横関さん作品は見事にハマってしまいます。他の作品にも仕掛けられているような'トリック'が本作にも見事にしかけられ、最後の数ページにおいては涙なしには読めない見事なフィニッシュでした。ここ最近、重めな作品が続いていたので、モヤモヤをぶっ飛ばしてくれる作品でした。

2017/07/02

yanae

ずっと気になっていた横関さん、初読みです。優しい作風に心をつかまれる。わぁ、わたし好きな作家さんかも。他作品も読んでみます。今作はタイトルの通りピエロがいる街、兜市を舞台にしたもの。市長と、なんだかちょっと不器用だけどまっすぐなピエロが兜市のために頑張る姿を描いている。いやぁ、ピエロの正体は本当に騙されたー(笑)心暖まるだけじゃなくて、ピエロの謎も楽しく読ませてもらいました。ピエロがかわいくて、また動機が素敵だなと。終わりの方にピエロの関わった人たちがでてくるのもよかった。次は何を読もうかな?楽しみです!

2017/10/02

ダミアン4号

ピエロの正体には薄々勘付きながら最後の最後におぉっと!う~ん騙された(笑)?いつもながら横関さんの物語にはやられる!(笑)地元の経済活動を支えていた大手企業の撤退により危機に瀕している市政を支える市長…選挙公約にしていた“会いに行ける市長”を実践し、市民の身近(過ぎる)願いに耳を傾ける…全ての願いを聞き届ける訳にはいかないと言う市長の陰で陳情された願い事を叶えるべく奔走する“ピエロ”がいた…医師不足、就活の厳しさ、そして“老害”蔓延る政治…小さな町を舞台にした物語ですけど今の日本を揶揄?いや難しい事は抜き

2017/07/02

ナイスネイチャ

図書館本。ピエロの正体は横関さんの事だから~と騙されたふり?で読み進めました。ちょうど都議選挙終わり小池旋風吹き荒れましたが、東京都の事をどれぐらいこの宍戸市長ほど考えている人がいるだろうとふと思う内容。

2017/07/04

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