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疑薬

疑薬

疑薬

作家
鏑木蓮
出版社
講談社
発売日
2017-05-24
ISBN
9784062205788
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疑薬 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

鏑木蓮だからと期待して読む。いつもより時間がいや、気持ちがのめり込めなかったのが正直なところ(汗)10年前の母の急病で試された新薬、そして母は視力を失う・・今になってその真相を追う娘・怜花。製薬会社のお家騒動とその時の医師や看護師、治験コーディネーターに3流記者が縦にも横にも絡んで話は遅々と進まない。副作用か医療ミスか?おまけに失踪した父が口止め料をもらっていた・・新薬が市場に出るまでのかかる年月に莫大な経費。薬は毒、そして毒は薬。登場人物が皆今一つの中、失明した母・怜子だけがブレずに共感出来た。

2017/06/11

ダイ@2019.11.2~一時休止

10年前に起こった母親の失明は薬の副作用?。大団円ものは好きですが、ちょっとうまくいきすぎ感が半端ない・・・。

2017/06/16

モルク

インフルエンザのあと失明した母。老人ホームでの2名の死者、これらは薬による副作用、薬害だったのか。製薬会社でのお家騒動、偽善的な医者、そのうえ胡散臭いジャーナリスト。盛りだくさんに見えて、内容はだんだんしぼんでいく。そして全員いい人で終了。あれっ、これでいいの?すごく期待して読んだんだけど…。ヒロインの母娘も極端過ぎて共感が持てなかった。でも、治験の話は興味深く面白かった、そして改めて薬は毒にもなることを認識。ろくに読まなかった風邪薬の使用上の注意を見たら、確かにこの本に書いてあったことが出ていた!

2018/03/23

Ikutan

母親が失明したのは薬の副作用が原因か?あるインフルエンザの新薬をめぐり、ジャーナリストや製薬会社、患者や家族がその真相を追求する。創薬や治験、医薬品副作用の救済給付制度など医薬品をめぐる内容がてんこ盛り。後半は遺伝子レベルのテーラーメイド治療薬や分子標的治療薬、ナノカプセルを使ったDDSなど最新の話題も取り上げていて、かなり専門的です。製薬会社代行、良治の微妙な立場や怜花の家族の人間ドラマを絡めてなかなか読み応えあり。凛とした母親が素晴らしかった。ただ、主人公のコテコテの大阪弁が読者の好みを分けるかも。

2017/08/07

ゆみねこ

10年前、瀕死の母を救ってくれた新薬。しかし母は全身にかゆみを発症し、失明してしまう。画期的で副作用の少ない新薬ではなかったのか?。娘・怜花、製薬会社、胡散臭いマスコミ。ラストは上手く行き過ぎかな。怜花のキャラが好きになれず、今一つ集中出来なかったのが残念。

2018/10/26

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