絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉
絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉 / 感想・レビュー
モリー
屁理屈のように感じてイライラします。私たちが漫然と受け入れている常識をひっくり返されるからです。例えば、次のような言い回しをします。《「信仰の自由」というあの言い方は、それ自体でおかしい。「信じる」というのは、自在に考える自由を放棄して、ひとつの考えに縛られることでしかないのだから。》(p.92)しかし、イライラの真の原因は、真実に気づかされても、私がれを素直に認めたくないからなのかもしれません。ある意味、池田晶子さんはソクラテスのような哲学者だと思います。虻の一刺しのような強烈な痛みで目が覚まされます。
2020/01/26
ルル
考えることが好きな人はぜひ(*^-^*)1ページ、1項目。好きなトピックへの思考を深められます!
2017/08/20
ケイティ
生きるために食べるのか。食べるために生きるのか。 健康に生きるために野菜を食べてジムに通う。で、それはなんのための健康? 他の動植物を殺して食べてまで生きる。そんな残虐なことをしてまで生きる理由があるか。そこまでして生きるほどの価値ある自分であれ。 『生きるということに対して自分なりに向き合っていこう』
2020/02/10
ほじゅどー
★★★★★「先が見えない不安」は当たり前。萎えずに生き抜くことが出来たかが人生の価値。「幸福」も「自由」も形なき概念。追い求めても得られない。存在するのは「現在」だけ。現在しか生きることはできないのだから、今、為すべきことを為し、愛せるだけ愛する。「民族」も「国家」も近代以降の概念であり存在しない。存在しないものは愛せない。「社会」とは他人の集まり。「病気」は本当の自分に還るチャンス。「死」は人生のどこにもない。人生には現在しかない。人生は一回きりで過ぎてゆき、二度と戻らない。だから人は巡るものを求める。
2018/03/17
Yuko
あんなに愛読していたのに あんなに彼女の死にショックを受けていたのに それから自分はなにをしていたのだろう 空虚な言葉と、軽率な行動で、不自由な自分を生きていただけなのだろうか サンタさん🎅さんから長女へのプレゼントの一冊 2020年「自由」を目標に掲げた自分への 強烈なパンチプレゼントだったのでした
2020/01/10
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