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福袋

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作家
朝井まかて
出版社
講談社
発売日
2017-06-21
ISBN
9784062206099
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福袋 / 感想・レビュー

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yoshida

江戸の市井で生きる人々の短編集。様々な仕事があり、生き生きとした人々の様子が描かれる。「莫連あやめ」のあやめの意地と琴の正体にしびれる。「晴れ湯」で遂に働き始める父の姿、「千両役者」のラストの凄み、「ひってん」の哀愁のあるラストが印象的。どうしても冗長に感じてしまう作品もあり、読了に時間を要したのは事実。朝井まかてさんの作品は長編の方が私と相性が良いのだろう。藤沢周平さんらと比べてしまうのは酷だが、物語にもう少し厚みがあっても良いように感じる。これからも期待しながら読んでみたい作家さんです。

2017/11/19

ナイスネイチャ

図書館本。八作の江戸市井短編集。どれも江戸の暮らしが見えてくる物語でした。「福袋」「暮れ花火」がお気に入り。特に後者は「眩」を思い出しました。

2017/08/13

❁かな❁

初めて朝井まかてさんの作品読みました!とっても粋で素敵な時代小説短編集♪江戸を舞台に庶民の暮らしが生き生きと描かれる。軽妙な語り口でまるで落語のような感じで色んなお話が語られて面白い!どのお話も短編なのに読み応えがあり良かった*特に女性が魅力的♡「暮れ花火」の雰囲気が好み♡この作品の中では1番艶っぽさがあり、終わり方も可愛い♡「ぞっこん」「千両役者」も良く「晴れ湯」ではじーんとして涙。「莫連あやめ」はカッコ良くて気持ち良かった♡初まかてさんでしたが読みやすくてリズミカルで楽しめた!次は『恋歌』読みます♫

2018/03/24

hiro

朝井まかてさんの短編は『決戦!忠臣蔵』で読んだことがあったが、この本はまかてさん初の完全独立短編集というで楽しみに読み始めた。最初の“筆”が語り手のファンタジー風の話は、リズムに乗れなかった。しかしその後は、大部屋役者に初めてついた贔屓客は、風呂屋の娘が三介を、「よろしくっ」?、出戻り姉がとんでもない大喰いでそれを生かして、羽織裏専門の女絵師の粋な恋、神田祭りのお祭掛をくじ引きで引いたまじめな家主は、江戸時代の○均誕生!と、それぞれの短編は江戸時代の町人の生活がいきいきと描かれていて、大変面白く読めた。

2017/07/30

takaC

玉だ石だとは言わないが玉石混淆だ。でも全部が玉あるいは全部が石だったら混淆とは言えなくなるしな・・・。とにかく混ぜこぜ。

2018/04/22

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