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見上げた空は青かった

見上げた空は青かった

見上げた空は青かった

作家
小手鞠るい
出版社
講談社
発売日
2017-07-13
ISBN
9784062206822
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見上げた空は青かった / 感想・レビュー

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さてさて

『ゲシュタポに見つかったら、おしまいだ』と隠れ家に息を潜めて暮らすノエミとロザンナ姉妹の心の叫びと『みんなとちがったことを思っても、考えても、いけない』と疎開先に『空腹』の日々を過ごす風太の物語が描かれていたこの作品。知っているようで何も知らなかった先の戦争の裏にあった人びとの暮らしに心が動揺するこの作品。二つの物語をある工夫によって見事に結びつけていく物語構成の上手さも光るこの作品。『戦争をなくすために私のできること』、そんな決意に真摯に向き合われる小手鞠さんの熱い想いに胸打たれた素晴らしい作品でした。

2023/03/04

けんとまん1007

二つのものがたりが、並行して進んでいく。共通するものが、重要な意味を持つ。人が生き延びるためには、何が大切か。厳しい状況下でも、希望・明日に思いが向くこと。そんな厳しい時代は、あってほしくない。テーマは戦争だが、今の時代、こんな状況の地域もあるし、違う意味での厳しい状況下の国もある。今のこの国は、どうなんだろう。。

2021/04/03

ゆみねこ

ユダヤ人少女・ノエミと、日本人の男子小学生・風太。ゲシュタポから逃れ隠れ家に幼い妹と住まうノエミ。学童疎開で家族と離れ辛い集団生活を送る風太。戦争の悲惨さ、不条理。子供向けの本ですが、おとなにもオススメ。

2018/05/31

fwhd8325

日本とユダヤの戦争の時にあっただろうという物語。こどもたちが主人公だけに、戦争の無意味さが伝わってきます。短い物語ですが、内容はしっかりと書き込まれていると思います。たくさんのアンネフランクがいて、言葉にすることすらできなかったかつての軍事少年たち。こどもでも大人でも、平和を守り続けるために読んでおきたい一冊だと思います。

2018/06/21

はな

図書館本。戦時中のドイツと日本の子どもたち。生きることがつらいと感じさせるような戦争を引き起こしている大人の身勝手さに心が痛い。親と離れ離れにならなくてはいけなかった子どもたちの心細さやつらさがせつせつと語られている。多くの人に読んでもらいたい。

2017/11/04

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