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石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

作家
清武英利
出版社
講談社
発売日
2017-07-26
ISBN
9784062206877
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石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第2回(2018年)大宅壮一メモリアルノンフィクション大賞読者賞。 外務省機密費の闇を追う 警視庁捜査二課の 刑事たちの物語である。冒頭にある 警察官の「石つぶて」の心持ちが潔い。 外部官僚たちの不正…この内容は 創作ではなく、 事実であるのが、奇妙に新鮮である。 読んでいると、霞ヶ関の腐敗の歴史が 今に蘇ってくる、そんな気がする 内容だった。

2018/06/21

ゆみねこ

外務省の機密費をめぐる汚職事件を暴いた、警視庁捜査二課の刑事たち。実録ということで、ノンキャリア・松尾氏が巨額の金を平然とネコババしていたことに驚き。各省庁の中でも外務省の際立つ汚れっぷりに呆れた。清武英利さん、初読み。

honyomuhito

実際に起きた総理官邸や外務省を舞台にした、未曾有の公金詐取事件を描いたノンフィクション。本作の被疑者の官僚が詐取したとされている金額はわかってるだけで、5億円以上。しかも、競走馬の購入、不動産、女って、絵に描いたような使い道。 総力戦で「石つぶて」を当てるようにして、少しずつ事件を立件に導く刑事たちの執念。損得で動かない人たちが世の中にはいて、その人たちが守ってきたものは確かにあると感じられる重厚な内容。https://chirakattahondana.com/石つぶて-警視庁-二課刑事の残したもの/

2018/08/07

おいしゃん

熱いノンフィクションを書く清武さんが、刑事を題材にしたら、面白くないはずがない。外務省の機密費というパンドラの箱を切り崩した捜査二課刑事たちの、熱いドラマ。

2018/02/26

SOHSA

《購入本》やはりノンフィクションには事実ならではの迫力がある。取材も丹念にされているようで登場人物たちの息遣いや捜査現場の詳細・具体的な描写に思わず唸ってしまった。どの組織どの業界も時代の変遷とともに変化を余儀なくされるが、職人気質の刑事が失われるのはやはり社会の損失でもある。古き手法が必ずしも適切であるわけではないが、揺るぎない正義感を持った気質こそは、次代に引き継いでほしいものだ。

2017/09/27

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