風神雷神 風の章
風神雷神 風の章 / 感想・レビュー
starbro
柳広司は、新作中心に読んでいる作家です。俵屋宗達の物語は、初読です。風の章(上巻)は、疾風の如く吹き抜けました。空前絶後、1300人超女だらけの『醍醐の花見』を観てみたかったなぁ。続いて雷の章(下巻)へ。トータルの感想は全巻読了後に。
2017/09/20
ナイスネイチャ
図書館本。表題の絵師俵屋宗達の物語。時代は豊臣秀吉の晩年ぐらいから江戸時代に入る手前ぐらい。本阿弥光悦や出雲阿国など知ってる有名人とこういう繋がりがあったと勉強になりました。扇屋の若旦那だとは、若冲とかぶりますね。稼業をどうするのか?下巻でどう展開していくのか楽しみです!!
2017/12/03
雅
実在した人を描いているけど、伝記ではなく、エンタメになってる。時代考証も作者の考えをきちんと反映させていて面白い
2019/01/08
KAZOO
私は後編の雷の章を先に読んでしまったのですが、あまり関係はなく楽しめます。というのはストーリーの筋もあるのですがこの俵屋宗達の生きた時代、すなわち太閤秀吉がカネにあかせた感じの文化を広めたその時代の様々な様子が楽しめました。柳さんは親切で様々な知らないであろうと思われることや時代背景なども詳しく書かれています。
2018/04/28
のぶ
まだ前半の「風の章」を読む限りだが、時代小説にしては読みやすく、分かりやすい本だった。物語は、秀吉の催した醍醐の花見から始まる。俵屋宗達の話だが、この章ではまだ扇屋「俵屋」の養子、伊年登場する。画家としての宗達の姿はまだ描かれておらず、本阿弥光悦の活躍や、出雲阿国の人気、角倉了以の息子、与一との交流等、当時の文化や風俗が中心に描かれている。読み手としては、いつ画家、宗達が出てくるのか見守ったが、この章ではお預けとなった。「雷の章」でどんな宗達が見られるのか。早速に入ります。
2017/10/14
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