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女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

作家
東山彰良
出版社
講談社
発売日
2017-11-22
ISBN
9784062207980
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女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。 / 感想・レビュー

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starbro

東山彰良は、新作中心に読んでいる作家です。まずは著者がこんなタイトル・内容の作品も書くのだというのが驚きでした。青春ユーモア連作短編集といった趣です。舞台は福岡の西南学院大学でしょうか?オススメは『温厚と激情』と『女王陛下のダンベル』です。会話が博多弁なのも好かとぉ!

2017/12/07

しんたろー

東山彰良さん初読み。読友さんの「笑える!」という激オシに従って…なるほど!これは笑えたし、自分の高~大学時代の再現フィルムでも観ているかのようだった。題名も人物のネーミングもスッと頭に入ってくるし、女子の強かさと男子のおバカさは「今も昔も変わらない」と微笑ましい。博多弁が世界観とマッチしていたし、案外と深いことを織り交ぜているのも面白かった。30ページ程の簡潔な話がエッセイ感覚で読めるので、息抜きにピッタリな一冊。それにしても、女王ちゃんやビッチちゃんみたいな子に、散々振り回されたなぁ(笑)。

2018/03/26

なゆ

東山さん初読み。もうちょいお堅いイメージだったので、驚きつつも楽しかった!タイトルもやわいしね。福岡の大学に通う、冴えない男子のキャンパスライフ、って感じ?有象くんと無象くんのまわりで、イケメンくん、温厚教授、小悪魔ちゃん、ダンベル先輩、ビッチちゃん、抜け目なっちゃんなどなど、名は姿を表す面々が騒ぎを起こす。色恋がらみやモテたい願望におたおたしながらも、互いにライバル心もちつつ仲良しの有象くん無象くんが良い味でてる。女の子たちの逞しさに比べて、男子がんばらんかい負けとうやん!何より嬉しい博多弁てんこもり♪

2018/08/08

あも

違うっつぉ。男はそいだけで一年どころか一生が経ちよーもんばい。そうっちゃんね?ちかっぱ楽しか小説やった。イケメンくん、本命ちゃん、ビッチちゃん等々記号化された大学生たち。彼女欲しか、お金も欲しか、ばってん俺らーはイケメンくんでもリーダー君でもないっちゃけん。主役やなくて所詮脇役くさ。そんな有象君と無象君はイケメンらの恋の顛末を聞いては心を乱し、学内ギャンブルでクロムハーツを買おうと画策。よかやん、楽しそうやん。博多弁で送るその他大勢有象無象の学生生活にまるで彼らの仲間になりよーごたる楽しか時間やったつぇ。

2019/08/14

ふじさん

図書館本。ベストセラーの「流」以来の東山彰良の作品。主人公は、女に持てない設定の男子大学生2人、有象と無象。2人の女性に振り回される1年間をユーモラスに描いた短編小説。出てくるのは、「イケメンくん」「引き立て役ちゃん」「ダンベル」「ビッチ」「抜目なっちゃん」等、個性際立つ面々。それぞれの人々が巻き起こすとんでもない展開が、悲哀も含めて、楽しく、笑える。心に残るものは少ないが時間潰しに適した1冊。

2024/10/19

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