決戦!賤ヶ岳
決戦!賤ヶ岳 / 感想・レビュー
いつでも母さん
決戦!シリーズ今回は賤ヶ岳。賤ヶ岳の闘いは知ってはいた。しかも今回は秀吉軍の話。七本槍も聞いてはいた。が、どうにも七人が浮かばないのだ(汗)浮かばないなりに読む・・土橋さんが描く片桐且元『器』が好み。器とは良く云ったものだ。淀に袖にされるあたり、滑稽さを通り越して哀しくも憐れだったなぁ。やっぱり人間『器』って大事よね。『賤ヶ岳』人たらし・秀吉、ここいらが頂点だったのだなぁって、そんなことを思って読了した。次はどんな決戦!だろう。
2017/12/18
hiro
決戦!シリーズは外伝も含めて全巻読んでいるので、この賤ケ岳も迷わず図書館に予約した。ただ決戦もスケールが小さくなったと思いながら、本能寺の変以後、信長の後継者を決める決戦には違いないと思って読んだが、この短編7編には、主人公として両軍の総大将の秀吉と勝家は登場せず、秀吉側の賤ヶ岳の七本槍の七人が主人公だった。しかも七人の中で知っていたのは、片桐且元、福島正則、加藤清正の三人だけだったこともあり、賤ヶ岳の七本槍にとってこの戦いが、どのような位置づけの戦いだったのかをこの短編だけで理解して読むのは難しかった。
2018/04/08
takaC
先に『関ケ原2』の方を読みたかったのだけど諸般の事情でやむを得ず。
2017/12/25
なゆ
『八本目の槍』で賤ヶ岳七本槍に興味湧いたので、満を持して読むことに。柴田方の豪傑を討ち取った武辺者、秀吉の幕下における選りすぐりの勇士…ということになっているが実は…と面白く読める。書き手がいろいろだと解釈や色付けも様々なのが面白い。拝郷五左衛門なんていろんな殺されかたされてるし(笑)七本槍の謂れもいろいろで。謎が多いということは、いろんなストーリーが生み出される楽しみがある。いやしかし、何度読んでも孫六は誰になるん?とか、助作と助右衛門がごっちゃになったり、まだまだ読むのに苦労しますわ(^_^;)。
2020/02/25
さつき
賤ヶ岳七本槍を描くアンソロジー。雑誌の特集で作家さん達がどの武将を担当したいかを語り合っていたのが印象的で、ずっと気になってました。加藤清正や福島正則のような有名どころよりも、粕屋武則などのあまり知られていない人の方が、書きたくなるものなのでしょうか⁈『権平の推理』がちょっと気持ち悪い話しで妙に印象に残りました。ほとんどの話しで登場する猛将、拝郷家嘉に興味を持ちました。
2018/07/18
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