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コンタミ 科学汚染

コンタミ 科学汚染

コンタミ 科学汚染

作家
伊与原新
出版社
講談社
発売日
2018-03-21
ISBN
9784062209649
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コンタミ 科学汚染 / 感想・レビュー

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nico🐬波待ち中

非科学の中に存在する、科学を装ったニセ科学。でたらめな科学用語を用いてあたかも科学的であるかのように見せかけ人々を欺く。人の善意に付け込む汚染(コンタミ)された科学を暴く長編サスペンスは、私のようなアンチ科学の人間にも分かりやすく面白かった。我々の身近に潜むニセ科学。それがインチキかもしれないと頭では分かっていても、つい心が欲する方を選んでしまう。人は理性と感情の間を揺れ動き惑う弱い生き物なのだとつくづく思った。自分も騙されているのでは、とちょっと怖くもなったけれど、科学の奥深さにますますハマりそうだ。

2019/03/10

みかん🍊

重い病気に罹った時、医者が信頼できなかった時人は似非科学に頼ってしまう、効くと言われればなんにでも縋ってしまう、しかしそれを利用し騙して高い商品を売りつけようとする輩も現れる、准教授とその助手である大学院生が失踪した研究者の行方を追ううちにたどり着くニセ科学の企業、何気に体にいいとか信じている物が実はニセ科学であるかは素人には分かりずらい、誇大広告でもそれを信じて使うか使わないかは個人の自由だが、はなからニセ科学で騙すのは詐欺の他ならない。

2020/11/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

ライバルがニセ科学に係わったのち失踪。その謎に挑むって感じ。結局血液型占いなども含めニセ科学っていかがなものなんでしょうかねぇ・・・。

2018/04/21

やも

求めていた伊与原さんとはちょっと違ったかな。登場人物も個性的で【月まで三キロ】で感じたようなしんみりじじじーんは無かった。でもそりゃそうだ、だってコンタミに腹を立ててる科学者が出てくるから。コンタミとは【ニセ科学】のこと。怪しさ満点の水とかサプリとか、あるよね~。コンタミに惑わされ、人生を変えられた人はいっぱいいるんだろな。ある1人の優秀な科学者がコンタミに肩入れをする。その理由はなぜなのか?のミステリー。常に鳴らされっぱなしの警鐘が怖く、真相は悲しく。

2023/02/13

ゆみねこ

とても興味深く読んだ。優秀な女性研究者の失踪と彼女が関わっていた"VEDY"と言う怪しげな企業。世の中にあふれる「科学」を標榜する怪しげなもの。不死の病に苦しむ人が縋る代替医療の闇。人は信じたいものを正しいと思い込む。その弱みに付け入るようなものに騙されてはならないと思った。伊予原さん、長編も良かった!

2022/09/10

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