里見八犬伝
里見八犬伝 / 感想・レビュー
しの
初めて八犬伝を読んだが、こんな話だったとは。児童向けということでメインで描かれているのはすべての始まりとなる伏姫と八房の話、犬塚信乃と浜路の話、芳流閣での決戦、そして五人めにして筆頭の犬士となる犬江親兵衛の登場まで。物語自体もさることながら、失明してもなお文庫10冊分を書き上げた滝沢馬琴の執念もすごい。文庫版ですべて読むかはわからないが、里見八犬伝をもとにした舞台や歌舞伎を観てみたい。率直に思ったのは「人、死にすぎ!」。当たり前だけど、生きる死ぬの理由とか生活背景が今の価値観と全く違って興味深い。
2015/02/21
こっき
八犬伝ってこういうお話だったんですね。現代語訳のダイジェスト版でしたが、江戸時代の人々も私が感じたようにワクワクしながら読まれたのかな、と思うと不思議な気持ちになりますね。注釈もふんだんでためになりました。
2015/08/19
mizuki
桜庭さんの「伏、贋作里見八犬伝」を読んだので、本家本元も大体抑えておこうと、読みやすそうなこちらをとりあえず…。なにせ、訳が栗本薫さんだし。後半は、ほんとうにあらすじだったけどだいたいはわかったかな?栗本さんは昔「ぼくらの時代」とか、「メディア9」とか、好きでたくさん読んだので懐かしい。また読みたくなりました。
2014/02/15
ひいろ
とても長い話なので、この一冊では最後にそののちのあらすじとして、大まかな内容が書かれていました。詳しく知りたいのなら、ほかの本も読んだ方が良いと思いました。ただ、それまでの内容はとてもハラハラする物語で、面白かったです。
2013/09/02
ちょび
歌舞伎の『南総里見八犬伝』を見にいくための、予習として。こんなに長いお話だったとは。
2015/01/21
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