松谷みよ子の本 (第7巻) 小説・評論
松谷みよ子の本 (第7巻) 小説・評論 / 感想・レビュー
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本好きの人にぼく松谷みよ子好きなんですよねえといったら「私あの人恐くって何だか厭です」といわれた。そう、クリステヴァのいうような「牛乳の皮膜」のような嫌悪感と魅惑の両義のところに彼女のモノ・カタリがある。まだ我々がどろどろしたものを棄却して象徴界に参入する以前の胎盤のようなところのオハナシ。「私あの人恐くって何だか厭です」は最高の献辞だ
2010/07/24
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