悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)
悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート) / 感想・レビュー
ハイランド
これで完結。恐怖にさらなる恐怖が上書きされていくというパターンがきちんと踏襲されています。シリーズが続くならば多分霊否定派の広田をレギュラーにする予定だったのではなかろうか。性格のきつい者同士の言い合いが物語に良いインパクトを与えている。特に霊の正体について考察する場面は読み応えがあったなあ。そこいらの考察や後書きが、本作が鬼談百景や残穢に続いていくのだということがよく判った。それにしてもこれでシリーズ読み終わりなのだが、ちょい路頭に迷った感があるので、面白いしりーずものがあれば教えてください。(^人^)
2016/01/22
ヒロ@いつも心に太陽を!
確かに上巻より怖い・・・けどそれよりなんかせつない!!そんな風に感じるのは、ひとえにジーンのことがあるせいだよなぁ、やっぱり(´ω`)この続編が読者の期待するところのゴーストハントシリーズではなかったから、とかいう理由もあってこれ以降の新作を書くのを止められたという話もどこかで見たけれど、このままジーンが出口を見つけられずさまよってる方がつらい(@□@)リライト本発刊を機にこの続きもぜひとも書いてほしい・・・あと一作でもいいからー!!!
2011/02/13
ひめありす@灯れ松明の火
下巻。そうそうこの双子ミラーリングシーンと最後のシーンはよく覚えているんだ。犯人の事はさっぱり忘れていました。(他のは全部ちゃんと覚えていたのに)という事はよほど影の薄い悪霊であるようだ。あと特筆すべきはやはり広田さんの存在。今までは「いないと思うけれど、もしいたらどうしよう」なスタンスの人が多かったのでこういう風にちゃんと否定してくれる人。そして大人の意見から麻衣に忠告してくれる人。貴重な人材だったのになあ……これからもっと面白くなりそうだったのに。何故続きが出なくなっちゃったんだろう。今からでも是非!
2018/02/28
藤月はな(灯れ松明の火)
立ち場所も足場もないのに家を覗く、人しての一線を越えてしまった「何か」、きっと怖くて痛かったのに助けようと伝えようとする家の霊達に怖いと思いつつもひたすら遣り切れなかったです。また、残された霊という思念によって事件が繰り返されるのが怖かったです。麻衣ちゃんの夢に出てきてやっと本当の名を読んでもらえた「彼」と何だかんだ言いつつも「彼」に会えて嬉しそうなナルに切なくなります。
2012/04/01
ダージリン
日が暮れたけど、途中で止められない面白さ!怪異がいかにも身近に起こりえそうなところが昔とても怖かったのに、少しホラー慣れした自分を発見(笑)。本編リライト版のおかげかな?それにしても、やっぱりこれで終わりなのでしょうかと無い物ねだりをしてしまいます。
2011/11/23
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