風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) / 感想・レビュー
合縁奇縁
景王─陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。祥瓊は、父峯王が、簒奪者に弑逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。 鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓う「十二国記」シリーズ第7弾。初め何の関連もなかった3人の少女の物語が、進むに連れ絡み始め1点に収束していく壮大な感じがとても良い。ついに景王の陽子と鈴、祥瓊の3人が慶で出会い、理不尽な政を民に強いる和州候呀峰と呀峰の
2017/08/03
星落秋風五丈原
主上陽子が試練を経て逞しくなっていく。名台詞連発だがなんといってもラストの陽子の初勅がかっこいい。
2003/04/01
nabe
うおおぉぉ面白えぇぇぇぇ!!!これは面白いぞぉぉぉお!景麒に乗った陽子がカッコ良過ぎて興奮が収まらない!(←冷静になったら書き直します。追記:やっぱり書き直しません、この興奮はそのままに笑)読み終わった余韻に浸る間もなくそのシーンを3回くらい読み返してしまった。こんなのいつ以来だろう?十二国記、これまでの話も全て面白かったが、今のところマイベストってやつです!
2015/03/22
たいぱぱ
陽子、かっこぃぃー!!あっ・・・主上、格好が良かったであられます。クライマックスの覇王色の覇気発動の場面は名場面でしたね。『月の影』ではヒーローに見えた景麒と立場が逆転していて、景麒が無能にさえ見えてきました(笑)。陽子、祥瓊、鈴。現実世界では女が3人だとトラブルの匂いがしますが、十二国ではそれぞれの葛藤を乗り越え、美事Perfumeになりました。これからの3人の活躍も楽しみです。肉体的接触なしに子供を授かる十二国。野暮な話ですが、性欲や恋愛(まだ出てきてないだけ?)なしで世界は成り立つのだろうか?
2019/10/08
風里
十二国記再読祭り中。 鈴も祥瓊も変わっていく。 悩んだり苦しんだりしながら過ちを認め前を向こうと懸命になれば、遅すぎるということはないのかもしれない。 信頼できる人が側にいるというのは素晴らしいことだし、自分も信頼される様常に努力しなくてはいけない。 一人取り残されている気分。がんばろー・・・
2013/07/28
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