蝶の眠り (講談社X文庫 やB- 4 ホワイトハート)
蝶の眠り (講談社X文庫 やB- 4 ホワイトハート) / 感想・レビュー
ひとみ
胸に蝶の形をした傷をもつ少女・狭霧は、他校の女子生徒が飛び降り自殺をとげたとあう歩道橋の上で、学校では人気者の少女・笙子が雨に打たれ厳しい表情で立っていたのを見かけ傘を貸す。それがきっかけで二人は仲良くなるが、笙子にはある過去があったのだった。…京都の旧家が舞台、女性同士の恋愛を扱った古式ゆかしさを感じる少女小説。ある種の典型に則ったストーリーと、細部にまでちゃんと気を使った耽美趣味がうまく合わさっていて読みごこちが良い。作者の方はもう本を出されていないようなのが勿体無い。
2014/03/30
奥 清衡
なつかし。
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