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黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
講談社
発売日
2001-05-15
ISBN
9784062555463
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黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) / 感想・レビュー

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合縁奇縁

王となってから最速で朝廷を整え、民にも慕われていた泰王は縁の深い地域で起こった乱の鎮圧に乗り出す。その期を狙って何者かが泰麒に襲い掛かる。鳴蝕を起こして難を逃れた泰麒は蓬莱へ辿り着く、そこで自分の家へと帰り着いた泰麒は十二国での記憶を失っていた。一方内乱を治めにいった驍宗も時を同じくして姿を消していた。「十二国記」シリーズ第9弾。「魔性の子」「白銀の墟 玄の月」と繋がる戴の物語。李斎の忠誠心、陽子の成長、各国の麒麟揃い踏み、などなど、見どころ多いです。月日が流れた。謀反の首謀者と思われる将軍・阿選が権力

2017/08/04

NADIA

18年ぶりに再読。大筋は抑えていたが、細かな部分はやはりほぼ忘れていたので新鮮な気分で読むことができた。そう、行方不明の驍宗と泰麒を探す李斎が景王・陽子に助けを求めるのだ。他国の王を訪ねるなど、この世界では考えられない行動なのだが、陽子と泰麒は同じ蓬莱に生まれ育った胎果という縁と、登極して日が浅い陽子のこの世界の摂理の無知を期待してのものだった。良いばかりのイメージしかない李斎にも垣間見えるダークな部分がこの物語の厚みを感じさせる。新刊で登場する名前が出てくるたびに嬉しかったり切なかったり。下巻へ。

2019/11/26

みも

陽子の成長に目を瞠る。その凛々しさや妥協のない言動には、かつての自責の念や自己嫌悪は見られない。先んじる王として陽子を導く恩人の延王に厳しく諫めれようとも、凛として自己主張する。それにしても難しい判断だ。他国に救いの手を差し伸べる事と、自国の災禍を天秤にかけねばならない。凡庸な人間ならば自国をカオスに陥れてまで、他国を救う選択はしないであろう。だが陽子は、何らかの介入はする筈だ。両国を平和に導くいかなる方策があるのだろうか…僕には想像も出来ないが…大いなる期待と陽子の活躍を心より願いつつ、下巻へと進もう。

2019/07/27

たいぱぱ

ヤバいヤバい!物語の面白さと自分の記憶力が!虎嘯って何か聞いたことあるな・・・ならまだしも、李斎に至っては、そういえばそういう人がいたかもと半分くらい読んでから思い出す始末。まだ読んでから1ヶ月程しか経ってないのに。中国名ではなく、インパクトのある名前、例えば源五郎丸洋とかイジリー岡田とかにしてくれたら確実に覚えられるのに。さて感想。オールスター集合の様な本作もたまらん!景麒は相変わらず頼りなくてイラつくけど、その分、陽子の逞しさが凄い。男の中の男になってる(笑)。蓬莱に行くのかな?早く下巻が読みたい!!

2019/11/07

風里

十二国記再読祭り中。 戴の、阿選のやりようはまるで北の様。 国も民も顧みず、何をしたいのかが余人にはわからない。 花影の不安、李斎の必至さ、驍宗は全てを俯瞰していたのだろうか。

2013/08/03

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