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黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
講談社
発売日
2001-05-15
ISBN
9784062555500
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黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) / 感想・レビュー

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合縁奇縁

『十二国記シリーズ海を越えた泰麒は、いま!?白雉落ちた――?王を失くした戴国を救うため、延麒六太をはじめとする麒麟たちが、いま堯天に集う!』鳴蝕。山が震え、大地が揺れ世界が歪み、泰麒は、十の歳まで過ごした蓬莢にいた。帰りたい―。しかし、その術を知らない。泰麒が異界でひとり懊悩する頃、戴国には謀反によって偽王が立ち、日ごと荒れていた。「十二国記」シリーズ第10弾。李斎の回想メインだった上巻から、泰麒捜索編の下巻へ。今回、この世界の条理の一端が解き明かされる。十二国にはいわゆる神の存在はなく、天によって

2017/08/05

NADIA

複数の国の王と麒麟が協力して泰麒捜索。オールスター!! これはかなり楽しい展開だ。その甲斐あって苦労の末に発見された泰麒は、角と麒麟のしての本性を失っていた。戴は救われないのか? 良し悪しでは測れないこの世界の摂理を考えさせられる。そしてそのテーマは18年後に出版されたの続編(ただし物語の中ではほぼ直後)でがっちり向き合うことになる。この辺りは結構忘れていたので、新作を読む前にさらっておくべきだったと思った。そして景王・陽子がオトコ前でカッコ良すぎ。麒麟じゃなくても王気をバリバリ感じる(^^;

2019/11/29

みも

属した世界の摂理に無知であるからこそ豪胆になれる場合もある。陽子の疑問や強固な意思が延王や延麒を動かし、ひいては交流のない他国の王や麒麟をも動かす。これまでのエピソードの数々はあくまで単一国家の出来事、もしくは極めて個人的な生き様であったが、ここで初めて国家間の交流が生まれ壮大さがいや増す。これまでの物語は、これから始まるドラマの序章に過ぎないのかも知れない。李斎が命がけで救いたいと願った祖国とは…そうだ…現実世界でも祖国が戦禍で荒廃し、難民として故郷を捨てざるを得ない人々も大勢いる事を忘れてはならない。

2019/08/02

たいぱぱ

新作『白銀の墟 玄の月』の広告ポスターに[麒麟、還る]とあった意味がようやくわかりました!本作読んだら、めっちゃ読みたいやーん!ファンの皆さんは、よく18年も我慢しましたね・・・。延王を上回る陽子の 男っぷりがカッコ良過ぎます。天の理、李斎の熱い思いが、現代社会に通じるものがあり、色々と考えてしまいました。ラストで「男」になりかけてる、頼りなく儚げな泰麒が、李斎と共にどう載国を救うのか?「人を助けることで、自分が立てるってこともあるからさ」うんうん。良い言葉だ。そういうこともあるよな。

2019/11/09

風里

十二国記再読祭り中。 話が一気に展開。 泰麒が一気に成長していて段差が出来るが、それが頼もしくも危なっかしい。 麒ではない麒麟と隻腕の将軍で戴がどうなるのか、ものすごく気になる。 謀反を起こした内宰らの為人が職場で毛嫌いされている某社員によく似ていて笑ってしまった。

2013/08/03

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