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砂漠の王 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート)

砂漠の王 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート)

砂漠の王 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート)

作家
榎田尤利
北畠あけ乃
出版社
講談社
発売日
2005-12-02
ISBN
9784062558372
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砂漠の王 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート) / 感想・レビュー

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えりっち

シリーズ第5弾。金の狼のフェンリルも初めから強かったのではなく、自分の力をコントロール出来ずに悩んでたのか~。フェンリルとタウバとの絆、フェンリルとサラの出逢い。この先が楽しみです。

2016/05/01

じぇりい

タウバに教えを乞うフェンリルに対し「自分で考えろ」と一見突き放したような言い方だが、自分で考えたからこそ「世界が変わるのではなく自分が変わる」という事に気づいたのだ。まぁ半分はナフスのおかげでもあるけど。そしてタウバはフェンリルが一番欲しがっていた言葉をくれた。一気にタウバのファンになってしまった。私って主人公を側で支える脇キャラに弱い。ちびサラはあんなにも快活で物おじのしない子だったのか。この先の彼女の身に降りかかる事を思うと少しやるせない。

2021/06/20

miicha

再読。まだ若く揺れる心の持ち主のフェンリルがかわいい。時間をいったりきたりするシリーズ構成になってますがほんとうまい。ここで生き生きとDエリアを旅していたサラの姿が見れて嬉しかった。こんなに活発な娘だったのに、むごいなぁ…。そして金の狼の兄弟子が魅力的すぎて困る。いい男出すぎです(笑)冷静で人間離れした風格を持ちつつ俗っぽくもあり、魅力ありまくり。砂漠の王の蹲踞のシーンはゾクゾクするほど素敵でした。「いけません。もう二度と、僕に跪いたりしないでください」フェンリル!そんなあなたが大好きです!!

2011/06/06

スピカ

神話シリーズ5作目。フェンリルが世界に旅立って4年後のお話。舞台は中近東。ラコタ族の時もだけど、クローンであるということに『それがどうした?お前は人間にしか見えん』と平然と返す砂漠の民の世界観に圧倒される。科学技術が先行する世界“シティ”と、自然と共に生きる世界“Dエリア”。家畜のように生産され、兵器のように扱われるクローン達がとにかく哀しい。そして今でもフェンを想うフェンリルが切ない。師匠タウバがまた魅力的でしたね!幼きサラ登場で…封印された記憶や2人がこの後どんな役割を果たすのか…あ〜続きが気になる!

2010/11/21

瀬々

再読:己を受け入れることの難しさを痛感します。フェンリルのように毎夜悪夢に―悪夢ではなく真実ですが―囁かれて正気を保てるとは思いません。ですがそんな試練を乗り越えてこその「金の狼」であり、「砂漠の王」なのかもしれません。そして幼いサラのあどけなさと心はまさに「無敵」だと思います。

2016/02/17

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