青い鳥 眠る探偵4 (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
青い鳥 眠る探偵4 (講談社X文庫ホワイトハート(BL)) / 感想・レビュー
ちゃりんこママ
中々入り込めず、積本してました。中程から眠る探偵Ⅰから読むべきだった、と後悔しました。殺人教唆による復讐は念がいって面白かったです。
2015/01/23
nono
BL。シリーズ完結。再読ながら裏の意図をすっかり忘れていたので、シビアな展開にのめり込みました。幼少の頃から固く結ばれた絆にしがみつく槇、新たな絆を結んだ真音。互いだけが生きる全てだった過去が結びつける絆の存在が非常に重くやりきれない。えげつない犯罪の数々と、盲目的な愛情が重いシリーズでしたが、それでも愛してた過去を抱えて生きていく真音のこれからの幸せを祈りつつ、物語を堪能です。
2018/04/15
Yuri
あっという間にシリーズ最終作。 納得のいく最後でした。これでないと終われない展開なのは分かっていながらも切ない終焉。最後にはちょっとでも救われたのかしら。素敵な作品でした。無邪気な探偵がいつまでも幸せに笑って居られますように…。
2022/09/09
諏訪 聖
シリーズラスト。あーおもしろかった。BL的な萌えは最後までなかったけど引き込まれました。槇の愛が重すぎる。ラストに手を伸ばした真音の気持ちが分かるなぁ。事件は意外な展開で驚いた。萌えがあったら逆に邪魔に感じたかもしれない。これまで怖かった槇が読み終わったら愛しい存在になっていた。
2013/06/09
高尾治
ひとりの探偵をめぐる、家族愛と狂気の物語。槇と真音、ホームズとモリアーティの構図に少し似てる気がする。ラストシーン、こういう結末以外にはなり得なかっただろうなーと。誰が悪いとかそういう問題ではない哀しい現実を乗り越えていけるのはやっぱり家族が居てこそ。殆どシンクロしてるともいえる槇と真音の違いはそこかなと。ジュネらしい執着愛。JAMを流しつつ、「君は眠りの中何の夢を見てる?」またひとつとんでもない作品に巡り合ってしまったな…榎田先生鬼才すぎるな…
2019/07/29
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