がんほどつき合いやすい病気はない (講談社+アルファ文庫 C 12-1)
がんほどつき合いやすい病気はない (講談社+アルファ文庫 C 12-1) / 感想・レビュー
がんぞ
十数年前の本だが、当時は「ガンは告知しない」のが常識であって、フィードバックしてガンでない単なる胃潰瘍まで自分がガンと思い込んで自殺ということも、ままあったという。ガンでも手遅れとは限らないし、高齢化社会で死に目を背けるだけでは救いがないだけだが。著者は『患者よ、ガンと闘うな』で、抗がん剤や、外科的切除にも疑問を投げかけた。金儲けとまでは言えないが、「なにかして闘いたい」という《悪あがき》によって、短い余命を、言い残すことも纏まらないままに、苦悶のうちに費やしてしまうこともある。「好い人」で
2012/12/31
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