家族の中の心の病: よい子たちの過食と拒食 (講談社+アルファ文庫 F 12-2)
家族の中の心の病: よい子たちの過食と拒食 (講談社+アルファ文庫 F 12-2) / 感想・レビュー
青蓮
私自身、以前拒食症で苦しんでいました。今は落ち着きましたが、まだ体重に囚われている部分があります。本書は摂食障害の病理の背景をしっかりと説明していて、分かりやすかったです。自分に当てはまることが多かった。最終章の「回復」と「成長」のステップがとても役にたちそう。実践してみたいです。
2013/11/10
あるいてく
この本は凄く惹きつけられた、読んでて自分じゃないかよと腹の底に隠して来た事、案外あっけらかんと読んでて白日に晒されちゃったなと感じた。でもこういう事思ってたってなかなか自分が思ってるってなんか心のどこかで気付いていても禁忌の様に見ないでいた事、嫉妬とかひがみったい自分少し受け入れる事が出来た。コントロール出来ないんだって認めないと。意思の力で出来ると思ってたのは思い上がりだったなと痛感させられた。
2012/07/31
sayanu
発行が古いのでそのまま現在も適用できる論ではないが、日本における摂食障害の初期本として貴重。基本的に親子関係の課題と捉え、ピアサポートを子供にも親にも勧める内容。
2018/10/02
那生
摂食障害へ至るメカニズム、最中の心理や行動パターン、家族と摂食障害患者の関わり方などを少女たちの症例を引きながら語り尽くした一冊。論理だけでなく摂食障害者の苦しい心にきちんとスポットを当ててあり、等身大というかリアルで身にしみる内容でした。専門用語も出てきますが、説明も付いているし読めないレベルではない。最後の章には摂食障害の自助グループが掲げる10のステップを解説付きで記載してあり、行動の指針とすることも出来そうです。これはきっと役に立つ本。
2012/06/14
kiki
何らかのSOSとして出てくる症状をきっかけに明るみに出てくる、患者自身や、その家族にある病。自分自身を認知するところから、回復していくところまでのプロセスと、治療のもととなる考え方をその都度示しているので、わかりやすいかと思います。個人的には、認知の歪みの10パターンの表がついていたのがよかったです。歪みは誰にでも起こることと考えると、気持ちが軽くなった気がしました。
2015/01/15
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