自分の俳句をこう作っている (講談社+アルファ文庫 B 35-1)
自分の俳句をこう作っている (講談社+アルファ文庫 B 35-1) / 感想・レビュー
てくてく
タイトルから推測した俳句に関する実作テキストではなく、俳句の成立過程や、作句に際して何を重視すべきか(後者については実作テキスト風か)が語られている。若者の句を積極的に評価している点に好感を持った。
2015/06/06
岡山の山奥ニート
「なんでもないことが形式を得て、詩作品になるという嬉しさ(p.3)」が著者の俳句の原点であり(たぶん)、本書は俳句(など)の形式、リズム、写生方法を説明しながら、最後で「自分のこころを相手に伝えるための工夫(……)<自然(じねん)>つまり<ありのまま>ということがなによりも大事とされ(……)俳諧は<自然>に極まる、と言い切ってもよい(p.156)」と締めている。ありのままに感じた風景と心情をありのまま(?)伝えるために工夫する芸術or営み。 第3章が難しく理解がうまくいかなかった。
2024/10/15
sobalier
「犬一猫二我ら三人被爆せず」ワン句より
2010/03/21
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