死因不明社会2 なぜAiが必要なのか (ブルーバックス 1735)
死因不明社会2 なぜAiが必要なのか (ブルーバックス 1735) / 感想・レビュー
saga
『1』は海堂氏だけの執筆だったが、本書はAiに賛同する医療界の面々が、それぞれの視点で死因不明社会への対応論を語る。私には 『2』の方が読みやすかったし理解が進んだ。患者を救おうとして医療行為を行う医師。救命が当たり前と思う患者。その結果によっては医療訴訟を提起されるとあっては、あまりに医師には過酷だ。3.11の被災者確認のために石巻市医師会がAi導入を要請した警察署の拒否という回答には憤慨した。警察署の判断ではなく、県警本部または警察庁の意思が介入していたとすれば、これは問題だ。
2023/08/27
kaizen@名古屋de朝活読書会
#説明歌 Aiは死亡時画像診断の診断機器はCT, MRI #感想歌 画像処理人工知能も得意だよ情報蓄積診断進化 Autopsy imagingのAiとartificial intelligence, AI
2017/08/27
calaf
Ai(Autopsy Imaging)は日本人の造語。PMI(Postmortem Imaging)の方がよく通じるみたいです。機器類は世界一充実しているものの、資金面や運用面(政治的な話)で止まっている状態のようです。個人的には、私的に費用を出しても進めた方が良い気がしますが...この問題を考える場合には「死」と向き合わなければならないというのが微妙なところ。自分の「死」は経験できないし、第三者の死は客観的な事実に過ぎない。一番身近に迫ってくるのは、二人称(すなわち家族や親戚)の死ということになります。
2012/01/31
kazu
チームバチスタで有名な海堂さんの本と思いきや、複数の方による競作ですね。「死因不明社会」の頃からどれくらいAiが浸透したのか興味があり読んだが、進展があったのか無かったか良く分からなかったです。Aiセンターなどができ、インフラ面で進展してるように感じるが、制度、法令面では進展してない。これは、どう考えるべきなのでしょうか?内容的重複してる部分もあったので、整理して問題点が分かりやすくして欲しかったです。
2011/11/08
夢民
チームバチスタの著者の海堂さんの死因不明社会の二作目!Aiの活用法について実例(実際の医者が章ごとにかいている)をもとに説明。これからの医療の根幹を担うのではないか?医療訴訟が増えた南下での救世主となるのではないかときたいできますね。ただし、文章としては普通の医者が書いているのと人数がおおいいので章ごとにうまい下手は結構差がある。何が書きたいんだ?と思う人もいれば読む気にもならんという人も。でも大切なことは変わりませんね。死因不明社会1はBBなのに小説のキャラクターが出てくるという斬新かつ面白くかつ……
2011/09/14
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