自殺未遂: 「死にたい」と「生きたい」の心理学 (こころライブラリー)
自殺未遂: 「死にたい」と「生きたい」の心理学 (こころライブラリー) / 感想・レビュー
コージー
★★★★☆年間約2万人、1時間に2人は自殺をする日本。〝自殺するという意志が100%固まっている人はほとんどいない〟。「死にたい」と「生きたい」に揺れる人たちのそばで、まわりにいる私たちもそのサインを逃さないでほしいと、精神科医である筆者は強く訴える。実際の臨床事例をもとに「自殺」に関する書籍をたくさん出されているようで、説得力のある内容だった。【印象的な言葉】自殺とはけっして「自由」な死などではなく、さまざまな問題を抱えた末に「強制」された死である。自由意志に基づいて選択された行動ではない。
2018/09/07
貧家ピー
自殺を考えている人に思いとどまらせる目的の本なのだろうか。患者に対する考え方や治療方法について好感が持てた。
2005/08/01
Takako Mitsuda
誰もが100%死にたいと思って自殺という選択をするのではない。「死にたい」と「生きたい」という狭間で揺れ動いている。なぜそう思うのか、どうやって精神科医は寄り添っていくのかが、わかりやすく、しかも綿密に書かれています。自殺という選択肢を選んでしまう傾向のある人の認知構造が理解できました。もう少し深く学んでみようと思います。読みやすい内容なので多くの人に読んでもらいたい内容です。
2014/03/30
臨床心理士 いるかくん
死にたいという気持ちがある人は、最後まで「死にたい」と「生きたい」という気持ちの間を揺れ動いている。日本における、自殺研究の第一人者である著者の読み易い著作。専門家にも一般の人にもお勧め。
2013/07/15
カイザー
最後の事例が載っている章が印象的でした。
2012/12/28
感想・レビューをもっと見る