発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち (こころライブラリー)
発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち (こころライブラリー) / 感想・レビュー
キムチ
大変面白く、得るところも多かった。発刊は2014・・DSM5が日本でも取り入れられることが認識されたのが2014なので、この手の内容説明本としては最新といえるか。私が初めて自閉、多動症に触れたのが25年前、その頃と比べると一般に人の認知度はさほどに進んではいないが、国の取り組みは牛歩とは言え進んでいるか。自営業の衰退に伴う一般企業のサービス管理化により、コミュニケーション能力が劣る人がはじき出されるというのはよく理解できる。特に面白かったのは司馬遼の「花神」についての言及。
2016/02/01
ペカソ・チャルマンチャイ
「発達障害」という言葉は最近よく聞くが、実は意味が分かっていなかった。ただ、ほかの病気と症状の重なる部分が多くて、専門医の診断でも間違うことがある。私自身、この一冊を読んだだけではわからないことだらけだ。ただ、世間の多くの人に、こういった病気があるのだということをもっと認知されることを願う。
2018/07/13
りら
図書館。典型的な事例を紹介していて理解しやすい。本人や周囲の苦しさもよく伝わってくる。生来のことだから治すのは難しいにしても、せめて当事者とその周囲が感じるしんどさを軽減していくことができればなぁと切に思う。現在、学校現場ではぼちぼちと彼らに対する個別の指導(といっていい?)が行なわれているようだが、学校を出た後「働く」場での準備が整っているとは言い難く、社会で能力が活かせそうな人でもその場が確保されにくいのは残念なことだ。昔から発達障害者はいたはずなのに、社会で認知されなさすぎ。
2014/07/02
ちょこ
発達障害の本はかなり読んできたが、この本の良い点は「発達障害と区別のつきにくい精神障害」について具体例(診断例)を用いて説明しているところだ。私は初め、不安障害と診断されたが、一年後にADHDと正式に診断された。同じような例がこの本にも載っている。とても分かりやすく読みやすかった。
2017/02/06
嶽浦かな野
途中にでてきた、良太郎さん?あの人クセ強すぎやろ。事情しらなかったら、そりゃ手に負えませんよなぁ。でも、そういうもんなんだよね。
2015/12/17
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