夏子の酒 12 (講談社漫画文庫 お 1-12)
夏子の酒 12 (講談社漫画文庫 お 1-12) / 感想・レビュー
ぱんぺろ
お酒を扱う作品で本作を外すことは不可能でしょう、何度読んでも、いつ読んでも色あせない名作は、エースをねらえ! といったスポ根モノの正統な進化に宮本輝や水上勉の作品にどことなくにた枯れたかおりをまとい、読者はつられて熱血したり寂しかったりと大忙し。主人公の場当たり的で終始一貫しない奇天烈な言動は、物語の構造上(カラマーゾフの兄弟ですらそうだ)いたしかたないので突っ込むほど野暮ってモンだが、そのぶん作品の魅力は思う存分語り合える。光陰の描写、人物の絡みあい、出会いと別れ。酒造と農の問題や都会と田舎の対比→
2018/09/19
森林・米・畑
幻の米、龍錦を復活させ幻の米で吟醸酒を仕込む。読みながら引き込まれて、まるで、自分が米を育て、自分が酒を造っている気分になれた。紆余曲折し、難産の末に幻のお酒が!DVDもレンタルしてきてドラマ版も同時期に見返しました。実際のモデルになったお酒呑んでみたい!
2019/10/30
しゅわ
むか~し、日本酒の勉強をした頃に買った本…本当にひさびさに本棚の奥から出してきて一気読み中です。いよいよ龍錦の新酒ができあがり、素晴らしい出来にみんな喜んで…と素直にいかないのがこのお話。あいかわらず、夏子の気持ちがなかなか周囲に理解されず葛藤してますが、最後は感動の大団円…かな? このお話、夏子ががんばる物語ですが、ひとりの杜氏と次の杜氏へのバトンのお話でもありますね。
2013/06/17
よーへー
「よくだまってくれたな つらかったろう よくがまんしたなって」 感動的な最終巻。
2012/05/01
あきいら
何度読んでも、毎回、同じシーンでぐっとくる。
2018/01/21
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