空手バカ一代(9) (講談社漫画文庫 か 5-9)
空手バカ一代(9) (講談社漫画文庫 か 5-9) / 感想・レビュー
AICHAN
再読。大山倍達が田園コロシアムで牛と勝負したのは本当。しかし牛が逃げ腰で勝負にならなかった。台湾の太極拳遣いと決闘したのは嘘らしい。池袋17人斬りの実行犯(?)は芦原英幸ではなく安田英治という大山空手の古参。ケンカ十段という異名をとったのも芦原ではなく安田である。またプロレスラーと死闘したのも芦原ではなく安田である。このあたりから、芦原英幸に対する梶原一騎の思い入れが強く出ている。つまり贔屓である。この贔屓が、芦原の独立、そして極真会館分裂の遠因になっていく。
2022/12/16
AICHAN
台湾の太極拳の達人との闘いも創作。カンフー・ブームを取り入れたのだろう。芦原英幸に関しては、前にも書いたように安田英治の武勇伝を借りたもの。しかし芦原が強かったのは事実らしい。極真会館を破門になり芦原会館を作り、サバキを重視した空手の普及に取り組んだ。若くして亡くなったのが惜しまれる。
2017/09/30
AICHAN
大山倍達門下生のケンカ十段・芦原英幸がヤクザ17人を倒し、プロレスラーと戦って病院送りにする…。しかしこれは実は芦原によるものではなく安田英治という古参門下生によるもの。「ケンカ十段」という勲章も芦原のものではなく安田のものだった。原作の梶原一騎がどういう意図からか安田の武勇伝を芦原のものにした。また全国で初めて極真会館国内支部を作ったのも芦原ではなく高木薫だった。これらのことが大山倍達と梶原、ひいては大山と芦原との関係に大きなヒビを作り、極真会館内に派閥を作ってしまう。これが後の極真会館分裂につながる。
2017/08/14
山田太郎
作画がかわったけど、この絵柄の方が好みなんで、なんか読んでて抵抗がないというか。なんか大山先生の背後霊が新聞配ってる感じがしていやだった気がしないでもない。
2016/10/27
Hiroki Nishizumi
ひどい内容だ。見世物あり、暴力あり、お金儲けてハコモノも完成するとか、精神修行の真逆にまっしぐら・・・・ 7巻までは脚色が過ぎるにしてもまだ救いがあった。
2014/07/20
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