天上の虹(6) (講談社漫画文庫 さ 5-15)
天上の虹(6) (講談社漫画文庫 さ 5-15) / 感想・レビュー
そら
LOVEストーリー部分がウザいけど💦、歴史が動いた巻なので面白かった!天武天皇崩御→大津皇子が謀反を企てるがバレて死罪に→草壁皇子が急死。死因は史実上は不明だか、そうきたか。。持統天皇の毒親っぷりがいい(笑)。愛情を持って、良かれと思ってやってるところが切ないな。こういう母親って多いと思う。藤原不比等がこの頃からいろんなところで根回ししている。嫌な感じ。
2021/03/11
☆kubo
大海人の死から大津の謀反、そして讃良が天皇として即位するまで。讃良が大海人の肌着を身に付けるシーンには涙。ホントに好きだったんだなー。草壁はウダウダしてて好きじゃなかったんだけど、死を選ばずをえないほど苦悩してるのを見てなんかやるせない。阿閇は賢い良い妻で頑張ってたのに、あまりにも可哀想な結末になってしまったな。
2014/02/08
椿
讃良と草壁のような母と息子の関係って、現代にも沢山ありそう。夫との関係が上手くいかず、愛情はすべて一人息子に。自分の理想の息子にするために、彼が望んでないことを無理矢理やらせて。心優しい息子は反論できず、心が壊れていく。国の為に、とか言ってるけど、讃良からは母親の狂気が滲み出てるよ。
2016/03/17
nao1
1~6巻まで読んだ。大海人皇子を中心とした女たちの個性の描き方が源氏物語っぽい手法。女性は賢しすぎてもも堅苦しく、かわいらしく無邪気なだけでも物足りなくもなるらしい。女流の人は、ここが気になるらしく分析しますが、男性作家は谷崎がその手のことを書いてたかな。このマンガでは理想の女性は額田にしてます。持統天皇が女帝として即位するが、政治的見通し、教養、決断力をそなえた彼女のような女性政治家は今の日本では思いつかないなあ。万葉集がロマンチック。柿本人麻呂を美少年に描くところなんて作者の趣味全開でいいですね(笑)
2015/06/30
荒野の狼
本作は「女帝の手記」「長屋王残照記」と三部作をなす。三部作で登場人物以外で、強い個性を発揮するのは、いわば「悪役」的な役回りの藤原鎌足、不比等、仲麻呂である。しかし、作者が「だれを書いても“いい人”になってしまう(3巻表紙扉)」と書いているように、これらの天皇家を利用しようとする三人は他の登場人物以上に、魅力的な部分が多く、各作品を強く印象付けるなくてはならないキャラクターである。 以下は抜粋。
2021/07/04
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