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地獄の家 上 (講談社漫画文庫 き 1-11)

地獄の家 上 (講談社漫画文庫 き 1-11)

地獄の家 上 (講談社漫画文庫 き 1-11)

作家
王欣太
出版社
講談社
発売日
2001-05-01
ISBN
9784062609821
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地獄の家 上 (講談社漫画文庫 き 1-11) / 感想・レビュー

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そのじつ

思い出し登録。大好きな本でした。北晴朗(キタハロウ)という大スター俳優を父に持った青年の苦痛と反抗の物語。桁外れのキャラクター性、その押し付けがましさ、無言のうちに服従を強いる関係性、真面目な息子は父に押し潰されそうになっている。物語序盤のこの異様な家族関係とコミュニケーションの様式に圧倒される。むちゃくちゃおもしろい!やがて息子と父のガチバトルに発展してゆくのだが・・・。これって亀山郁夫がよく取り沙汰する「父殺し」の物語だ。

2017/06/02

明智紫苑

紙の本ではなく「Renta!」で読む。私は以前、『覇 Lord』の常元を見て「この悪役が女性キャラクターだったら、もっと面白くなったかもしれないのに」と思ったが、この『地獄の家』にはそんな理想的な(?)女性悪役が出てくる。不美人設定だからこそ出てくる迫力があるのね。物語自体は「やはり『人の不幸は蜜の味』はセレブの世界にこそふさわしい」という事なのね。貧乏庶民の不幸はただただ悲惨で見たくないし。私は貧乏大家族番組は大嫌いなのだ。

2019/01/16

tM

王欣太の最大の武器である、外連味がこれでもかと利いた漫画表現、何もかもを突き抜ける強力な台詞群、そして良くも悪くも非常に人間的、あるいは逆に全く人とは思えないほどの存在感を示すキャラクターたちが踊り狂う傑作。

2012/10/06

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