ゴッドハンガーの森 (ユースセレクション)
ゴッドハンガーの森 (ユースセレクション) / 感想・レビュー
mayu
ゴッドハンガーの森で暮らす、さまざまな生き物たち。誰もが生きるためには食べないとならない。強い者が弱い者を食べ、不注意で失敗した者は捕らえられる。亡くなるとその死骸はまた自然にかえっていく。それを見守り導くスカイマスターと呼ばれる森の守護者。生き物の営みとは無関係に、食べる以外の目的でも銃を持つ人間。一見、異質にみえても、特別ではなく自然の摂理に組み込まれている。食物連鎖をテーマに細やかに、時には残酷に。児童書だと軽い気持ちで読み始めが、衝撃的な内容に驚いた。
2021/11/09
り
食物連鎖と殺しの楽しみとの境はあるようでないのかなと感じました。子供の頃にこういう本が読みたかったです。ラストが不思議でした。
2021/09/20
ヴェルナーの日記
コッドハンガーの呼ばれる森。この森は、弱肉強食の世界であり、食物連鎖が支配する自然の摂理の世界だった。しかし、この森には、異質な2つのものがあった。スカイマスターと呼ばれる、この森の守護者と、森の摂理を壊す森番の男。著者スミスの作品の中でも、自然主義(西洋における自然主義であり、日本の自然主義派ではない)というテーマが色濃く反映している物語である。ここでは人間が自然の摂理を破壊する悪者として描かれており、自然破壊に対する警鐘を示した作品といえよう。
2014/05/15
るりこ
自然の厳しさに圧倒され、心にズシンときた記憶があります。
You
スーパーナチュラリスト(色んな意味で)な貴方におススメ キリスト教に明るいと楽しく読めるかも?それともむしろそんな人たちは 何をいまさら な感じになるのかな。全ての寓意がピンとくるのかな? 逆に私くらいの キリスト教?聖書?あー少し知ってるよ大学のときやったし くらいの人が読むのが、「あ!あーもしかしてこれってアレじゃん?」てなもんで「分かっちゃった私☆」な気分に浸れて一番楽しめるのかもしれん。 まあ自然原理主義的な数々の描写は読んでて気持ちがいいとは言えないけどね。ハードボイルド聖書。
2012/02/13
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