しろばんば (ポケット日本文学館 14)
しろばんば (ポケット日本文学館 14) / 感想・レビュー
道錬
歴史背景はちょっと違うが、人間像が驚くほど今の身近な人たちにあてはまるのが不思議。
2017/01/25
ひろみ星☆
国語の長文読解でしか、目にしてこなった気がする、「井上靖」を40にして初めて読んだ。子ども向けに総ルビやイラスト説明付のものにして大正解。町や村の暮らしをイメージするのを助けてもらえた。洪作は地味な子どもだけど、周りの人々が個性的だったり、複雑な関係だったり、物語の世界が奥深く、丁寧に描かれていて、私も静岡の田舎町に住んでるようだった。たんたんとした物語は進むのだけど、一粒一粒かみ締めながら、久しぶりに「小説」を楽しめた。続編も読んでみたい。
2012/05/12
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