明智小五郎全集 (文庫コレクション大衆文学館 え 1-1)
明智小五郎全集 (文庫コレクション大衆文学館 え 1-1) / 感想・レビュー
めがねまる
明智小五郎デビュー作「D坂の殺人事件」から戦後作「月と手袋」まで、「怪人二十面相」の抜粋以外、主に短編を収録している。最初期の、冴えない風貌で何をして食っているのか分からない得体の知れない人物から、立派な身なりのヒーロー然とした名探偵へ、変わっていった彼の姿を悲しい気持ちで読んだ。ずっと「怪人二十面相」で初めて出会ったと思っていたが、小学5年生の時にD坂時代の明智を読んでいたのを思い出したからだ。あの得体の知れない、己の知識欲に忠実な、真実で登場人物たちを翻弄する悪魔のような男はもういない。
2015/07/29
daikishinkai
江戸川乱歩が生んだ、名探偵明智小五郎の短篇を収めた全集。 何者 D坂の殺人事件 心理試験 黒手組 脚本 黒手組 幽霊 屋根裏の散歩者 怪人二十面相より(抄) 兇器 月と手袋 十篇が収められている。 戦争を背景にした話や、密室、暗号、倒叙など様々な形式を使って書かれている。 他のものも読みたくなりました。
2016/01/12
粋花
和装でもじゃもじゃ頭の明智君が好き。
2015/05/25
扉のこちら側
図書館から。
2010/02/03
とうゆ
他の短編集にも載っている話ばかりなので、わざわざ読む必要もないかも。
2013/09/16
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