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アルバイト探偵 (講談社文庫 お 45-6)

アルバイト探偵 (講談社文庫 お 45-6)

アルバイト探偵 (講談社文庫 お 45-6)

作家
大沢在昌
出版社
講談社
発売日
1995-07-06
ISBN
9784062630689
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アルバイト探偵 (講談社文庫 お 45-6) / 感想・レビュー

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紫 綺

角川文庫にて再読。高校生と元諜報部員⁉の冴木父子がクールに決めるハードボイルド、「アルバイト·アイ」シリーズ1作目。有りそうで有り得ないエンターテイメント小説。

2017/10/07

chiru

六本木の私立探偵、ダンディーな冴木涼介。 その一人息子である高校生の隆は、父親の仕事を手伝うアルバイト探偵。 親子そろって女性にもてて、とにかく軽快なノリとテンポでストーリーを引っ張る親子の掛け合いがおもしろい。 息子の語る母親のエピソードなどは、高校生の思考とは思えないほどの達観ぶりで、父親との向き合い方は親子というより男の友情を思わせる。 ユーモアあり、シリアスあり、ハードボイルドありで、スピード感に酔った作品でした。 ★3.5

2018/09/18

セウテス

【アルバイト アイ】シリーズ第1弾。〔再読〕高校生冴木隆は、父親冴木涼介が行う探偵業を手伝うアルバイト探偵だ。本作は4作の短編集だが、涼介の過去に絡んで継続したストーリーが隠れている。読みやすい軽いハードボイルドという感じだが、作者がこの設定を描く事にたいへん苦労をして、重厚な物語を書ける人が敢えてライトにした、そんな作品に思える。日本はハードボイルドを描く事が、難しいのだろう。「シティハンター」が、シリアスとコミカルのバランスをとる事と同じだろう。「新宿鮫」が駄目な読者にこそ、楽しめる作品だと思う。

2020/08/28

ユザキ部長

さすがに古い。自動車電話にマイルーラ、スケ番だのと。簡単に黒幕と鉢合わうし、大ポカからタイミング良すぎる父親の救援。シリーズの序章なんだろうな。

2020/05/30

えみ

なんてやんちゃで非常識で法外な親子!いい、凄く好き。悪い奴がごまんといる世の中だから、逆にこれくらい尋常じゃない不良探偵親子がいてバランスが成り立つというもの。打てば響く会話、テンポよく伝わる思惑は、軽口を叩き合って皮肉の応酬をしても絶対的な2人の信頼あるからこそ形になる。まるで坂を転がるように二転三転スピード付けながら勢い増す事件に、臆することなく人をたらしこめ、暴力には暴力を使いながら真相解明とそれに伴うちょっと非合法な処遇まで…一気に持ち込む。多少難はあるが、冴木親子の人柄と探偵センスは魅力的だ!

2021/08/31

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