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昨日の殺人 (講談社文庫 お 68-3)

昨日の殺人 (講談社文庫 お 68-3)

昨日の殺人 (講談社文庫 お 68-3)

作家
太田忠司
出版社
講談社
発売日
1996-01-01
ISBN
9784062631419
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昨日の殺人 (講談社文庫 お 68-3) / 感想・レビュー

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ヨーコ・オクダ

人里離れたお屋敷でパーティーが開かれ、「先に休む」と言うて退出した主人が翌日、遺体となって発見され…というのは王道パターン。でも、この作品では2番目に退出した招待客が亡くなる。事件の謎解きももちろん興味深いんやけど、読みどころはやっぱり、主人・健介や探偵役の健一を含めた大塚一族の秘密。秘密があれば、必ず暴こうとする者が現れる。常に怯え、苦しむ当事者。秘密を守り続けるには、自分が消えるか相手を消すしかない…。過去から現在にかけて、健介と祐介(健一の父)が隠し続けた事実とは?

2020/04/11

詩界 -うたか-

#読了 #太田忠司◆あの日、死んでいたのは、数か月会っていない父だった――/作家の語呂先生に招待されたクリスマスパーティーは豪華だった。招待客は同人誌の会、編集者、由佳の家庭教師と個性豊かな人々が勢ぞろい。宴も盛り上がりを見せるがギクシャクとした嫌な空気が纏っていた。そのおかしさのまま翌日を迎えると、一人転落死しており……いったい誰が、なんのために?◆本格推理らしさがあり、はいりが面白かったものの盛り上がらず、といった感じです。

2020/03/13

kagetrasama-aoi(葵・橘)

太田氏の”殺人三部作”の完結編。と言ってもそれぞれ独立した物語なので所謂シリーズ物っていう訳では無いですね。今回の主人公は大学生であり、青春小説の風味がちょっとあるかな……って感じです。テーマは三作の共通で”家族”ですね。読後感は一番良かったです。後の狩野俊介シリーズに通じる作品だなぁって思います。昔の殺人が今に繋がっていき、旧家に潜むドロドロが暴き出されるところにその芽を感じました。太田氏の作品、読み返し中なんですが、一番初めにこの”三部作”読めば良かったなぁ……と少し後悔しています。

2015/03/31

茶々太郎

シリーズ3作目にして完結編、らしい。とはいえ登場人物も舞台も共通していないので、根本にあるテーマ以外はシリーズといえるかどうか、なのだが。とりあえず一番ミステリーらしくて一番カタルシスを感じなかった。微妙。

2014/12/09

kanamori

☆☆★

2012/10/09

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