楽屋の王様 (講談社文庫 た 58-2)
楽屋の王様 (講談社文庫 た 58-2) / 感想・レビュー
gtn
90年代初頭、著者の食指が動いた芸能ニュースをチョイス。番組でさんまの高級車をボコボコにするたけし。テレビが一番元気だった頃と言えるかも。著者は二人を称える一方、タモリのリアクションの乏しさに難色を示し、「もうおもしろくないよ」と言ってあげるのがまわりに居る人間のやさしさとまで言い切る。更に、たけし・さんまとタモリの違いは、師匠がいるかいないかの違いに尽きるとも。同感。師から教わるのは芸や所作だけではない。師に報いたいという思いは、いざというときの突破力になる。
2022/03/21
ホシナーたかはし
1990~1992の芸能界の裏話。その年代から2年くらいなら面白おかしく読めそう。30年経った今だと、正直人や元ネタを覚えていなくて分からないところがそこかしこにあり、ちょっとしたボケ防止の時事クイズをしている気分。ただ、師匠のいない芸人に対する辛口コメントには同意。
2022/05/10
よしどん
何かの本で紹介されていて読んでみました。面白いところもあるが、爆笑するまでは行かない感じ。25年も時間が過ぎていると笑うという事よりも、「ああ、そういうこともあったなあ」と思い出すことの方が多くて、なかなか笑うところまで行かない。笑いというのは場の雰囲気があるように、同時性みたいなもので笑わせるところがあるのだろう。著者が期待していた新人芸人で今も残っている人は良いのだが、名前すら知らない人もいるのがちょっと切なかった。やはりこういう本は新鮮なうちに読まないといけないのだろう。
2016/06/20
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