在外日本人 (講談社文庫 や 43-1)
在外日本人 (講談社文庫 や 43-1) / 感想・レビュー
makimakimasa
物凄い分厚い文庫本。怒涛のインタビュー集。しかし飽きない。冷戦崩壊後の海外を生きる、様々な立場の市井の日本人にひたすら語らせる(今は著名だが、NHKを先日退局した柳澤秀夫、イリオモテヤマネコ研究で知られる安間繁樹、吉村作治の弟さんも登場)。仕事の話を掘り下げたり、濃厚な個人史を振り返ったり、日本人論や異文化論に発展したり。在外ゆえの体験と視点。自分も在外1年半だが、一時期住んでたサマリンダ在住者も登場(『伐採商人』)。エネルギッシュな取材の長旅を経て、一冊の本にまとめ上げた著者(故人)の根気に拍手喝采。
2018/10/06
madoka
たくさんの世界に住む日本人の物語。色々な生き方が覗けて、これからの人生が楽しみになる。
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