春高楼の (講談社文庫 し 31-16)
春高楼の (講談社文庫 し 31-16) / 感想・レビュー
hiroshi0083
西暦1900(明治33)年の秋、東京帝国大学文科大学英文科に入学するため、青森県弘前市から一人の若者が上京した。彼の名は樋口淳一郎。時は20世紀に入らんとする、まさに新時代。日清戦争に勝利してから5年後、多くの大学生は未来への野望に燃えていた。もちろん彼も将来への大望を抱いている。だが、どんなことで身を立てるかは決めかねていた。そんな中、大学の友人や先輩、その他様々な人に関わりながら新たなことを知り、やがて将来への道を定めていく。一言で言えば、本書は淳一郎の成長ストーリーだ。(コメントに続く)
2018/11/29
かしまさ
百年経って社会情勢が変わっても男子学生の考えることはあんまり変わってないみたい。将来のことを思い描いて無駄(良い意味で)を積み重ねる時期というのがあるんだな。登場する帝大生がみんな希望に満ち溢れていて、そこは現代と違うところかな。爽やかで楽しく読める本でした。
2016/02/07
tunatuna
志し高き学生、友情、こんな青春も悪くない。
2013/04/10
totokai
こちらも友人が持っていた本。う~ん。たまにはこういう本も読んだらいいよ。普段読まないからね。
2011/07/28
BIS
私の3大青春小説の内の1作。 他の2作は、 「ぼくは勉強ができない」山田詠美 「平成トム・ソーヤー」原田宗典
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