大いなる幻影,華やかな死体 (講談社文庫 乱 1-4 江戸川乱歩賞全集 4)
大いなる幻影,華やかな死体 (講談社文庫 乱 1-4 江戸川乱歩賞全集 4) / 感想・レビュー
那由多
佐賀潜『華やかな死体』はやや魅力不足。戸川昌子『大いなる幻影』は同潤会の大塚女子アパートをモデルにし、老女一人一人が抱える濃厚なドラマが加味された「奇妙な味」が効いていてミステリにとどまらない妙味があった。他の戸川作品も読んでみたい。
2020/10/20
みっちゃん
「大いなる幻影」複雑だが巧みな構成でぐいぐい引き込まれた。1962年の乱歩賞受賞、ということは、50年以上前の作品。過去の栄光のみを楽しみとするような老嬢達が住む女子アパート、150室の鍵を開けられるマスターキーを巡る物語。今では考えられないような設定だが、戦後の香りを色濃く残した昭和30年代ならありかな。とても読み応えのある作品だった。
2015/11/24
nac
★★★⭐︎
2024/07/27
ラブミーテンダー
大いなる幻影はよかった。文体も古臭くなく読みやすい。内容は古いけど。サスペンスとしては、有名なあのドラマを思い出すつくり。華やかな死体はどうなんでしょ。惰性で読んだけど、今の乱歩賞なら候補にも選ばれないのでは。
2013/07/30
ばかぼんまま
戸川昌子の大いなる幻影、すばらしいです。なーんか、ミモーマモーのイメージが付きまとうのは私だけ?また、読もうかな~。
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