殺人喜劇の13人 (講談社文庫 あ 78-1)
殺人喜劇の13人 (講談社文庫 あ 78-1) / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
デビュー作。鮎川哲也賞の栄えある第一回受賞作らしく、トリックはやや古く感じるが連続殺人の展開がイイ。
2014/08/06
セウテス
芦辺拓氏のデビュー作品。大学生達が住む古いアパートこの閉鎖空間の中、仲間しかいない状態で連続殺人が起こります。特徴的なのは推理小説作家志望の学生が事件の流れを記録していたという設定で、語り手を務めている事です。僕は~という話の流れが、実は彼の記録だったと後で解ります。何故後で解るのかと言うと、それは彼自身も殺されて仕舞うからです。ここに来て探偵森江が登場して、彼の残した記録から犯人を突き止めるのですが、犯人を特定してから犯行の説明では間延びして仕舞います。アリバイトリックが面白いだけに勿体無い気がします。
2014/10/28
kate
ミニコミサークル「オン・ザ・ロック」に降りかかる連続殺人をなんとも新本格らしい手法で描いた作品。冒頭からの謎解きに入る前までを登場人物の手記的なものとして扱い、それを基にロジカルな推理を披露する後半は見事。事件を基にした作家志望の手記というのを最大限に利用した趣向は中々のもの。ただ登場人物が上手く描き分けられてなく、特に序盤は少々読みにくいのが難点。
2014/05/26
じゅんぢ
登場人物が多いのにキャラクターの書き分けができてないせいか、途中でだれが誰か分からなくなってしまう。あと、作者の読者を驚かせたいというミステリー愛は文面から伝わってきた。
2018/05/22
Syo
ふぅ、疲れた。 京都の同志社大の学生。 本格? ミステリ。 大好物。 のはずなのに…。 まぁしかし、よくできました。
2018/03/23
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