佐野洋短篇推理館文庫オリジナル最新14作 (講談社文庫 さ 2-45)
佐野洋短篇推理館文庫オリジナル最新14作 (講談社文庫 さ 2-45) / 感想・レビュー
はんげつ
佐野洋の短篇は、短めの文量、軽い読み口の中に、鋭さであったり揺さぶりであったりがしっかりと盛り込まれている。本書は各タイトルに《偽装アリバイ》や《犯人当て》といったジャンルが付されていて、中には《楽しい私刑》《潜在的犯意》などのような一風変わったものもあり、目次を見るだけでそのバラエティーの豊かさが伺えます。佐野洋短篇で一番好きな《対決推理》式の作品もあってとても嬉しい一冊ですが、ベストを選ぶなら「情報漏洩《退職署長》」でしょうか。発端から着地まで常に意外性に溢れた一篇です。
2019/06/27
Tatsuya Michibata
風邪をひいて活字も読む気にもならない時期から回復期に何か読もうと思って枕元においていたものを今回読んだのですが、なんせ読みやすい。病後の回復期にピッタリ。久々に佐野洋の短編読みましたが、ああ、こういう感じだったんだなと懐かしく感じました。
2015/10/29
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